京東物流 28日株式公開の予定

 中国物流最大手で、深圳上場の順豊控股(SFエクスプレスの親会社・002352)は4月22日、第1四半期(1~3月期)の決算を発表しました。4月初めに赤字の業績予告(速報)を公表したものの、10億近い赤字(9億8900万元)額は市場にやはり大きな衝撃を与えました。同社株価も2月18日の上場後最高値124元から直近では半値近い62元台まで暴落。もちろん物流市場が縮小したわけではなく、同社売上高も前年比27%増でしたが、純利益に至って200%超の減少だったのです。「順豊ショック」の中で、ライバルの京東物流がいよいよ今月28日香港で株式を新規公開(IPO)することになっています。

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テック企業に注目を

 中国電子商取引(EC)最大手のアリババ(9988)は13日、上場後初の四半期赤字決算を発表しました。独禁法違反のための監督官庁による罰金の影響で、通期決算で純利益微増という結果(「アリババ罰金処分で第4四半期赤字 通年純利益微増」ご参照)でしたが、発表当日のNY市場での同社株価は6.28%安に続き、翌日の香港市場の株価は5%超安で取引がスタートしました。IT系銘柄を振り返ると、

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「賢者」に学ぶ 青島ビールでただ株を作った復星国際

 恒例のバークシャーハサウェーの年次株主総会が5月2日オンラインで開催されました。オハマの賢人ことウォーレン・バフェットとパートナーのチャーリー・マンガーが揃って出席し株主の質問に頭脳明晰で応じている場面は印象的でした。前者は91歳、後者は97歳。史上最強の「90后(ジョーリンホウ――1990年代生まれの世代を指す中国の流行語)コンビ」と言われます。株式投資は金儲けだけではなく、ボケ防止にもなることの何よりの証拠で、このコラムを読んでいる方、年取ったかなとの兆候が少しでも感じたら、最強コンビを思い出してほしいです。

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