中国概念株にも「神話」が AMTDデジタル

 前稿で取り上げた「毎日優鮮(MF.US)」の株価は99%も暴落した後、反騰を狙った資金が入ることもあって、100%上がったり、50%下がったりとジェットコースターのように乱高下を繰り返しています。よっぽど心臓の強い人でないと近寄れないと思われますが、しかしそれよりさらに刺激的な株があります。上場2週間ほどで株価は約320倍上昇した尚乗数科(AMTDデジタル・HKD.US)という会社です。

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中国概念株 泣き面に蜂

 米トランプ前大統領が中国に貿易戦を仕掛けたのは2018年の3月。コロナ禍の発生源について両国の対立が先鋭化したのは20年に入ってから。先端技術の中国企業への禁輸のほか、米上場中国概念株にも余波が及び、「外国企業説明責任法(HFCAA)」が成立したのは同年12月。この年の4月に発覚した瑞幸咖啡(ラッキンコーヒー)の不正会計問題が中国概念株の信頼失墜に拍車がかかったことになりました。

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プラットフォーム型企業には常に眉唾を

 中国配車サービスの滴滴出行(DIDI)を取り上げる際には、「アプリ一つで上場できる時代だ」と触れています。プラットフォーム型のビジネスモデルとして滴滴出行は成功していると言えます。2014、15年あたりから各種サービスを提供するAPPが雨後の筍のように誕生し、サービス一つで上場している会社も相次いでいます。

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