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上海・香港直接取引ーー開通1周年現状は?

AH同時上場株 価格差上位20社 最新情報

上海・香港証券取引所相互取引の「直通車」は今月17日で、開通してちょうど1周年を迎えた。

上海株の取引日は230日で、限度額3000億元の内、40%に当たる1210億元が使用された。

一方、香港株の取引日は225日で限度額2500億元の内、37%に相当する924億元が使用され、

限度額一杯使われたのは上海株は開通初日と香港株は今年4月8日と9日に3日間という結果になった。

開通1周年に当たり、香港金融国庫局の陳家強長官は、上海、香港株の取引高は市場の流れと相場の安定に伴い回復してくるだろう。

内陸の市場調整と世界市場の不透明さで上海香港市場の相互取引高に影響したものの、市況が良好な時には取引高が非常に多かったと指摘し、上海、香港両取引所の間で、(直通車の)運営について今後取引範囲の拡大を含めて更に改善していく予定があるとの見通しを示し、取引高の多少で市場のメカニズムを評価してはならないと感想を述べた。

更に、陳長官は深センと香港取引所の相互取引の直通車について、明確な開通時間はまだないが、内陸の監督機関の開通決定に備えて現在準備していると語った。

また、17日、香港交易決済有限公司主催の上海、香港直通車開通1周年記念パーティで香港証券取引所の李小加総裁は、(取引や決済を含め)相互取引の安定が何よりの成果だと指摘し、取引高が予想より少ないのではとの声に対して、中国の株式市場はかつてない変動を経験した。

その中で直通車は安定的に運営できた。これは今後取引を更に拡大し、更に開放することを意味するものだとして、残高50万元という口座開設制限について、予測は出来ないが、ハードルを低くすることは方向性だと深セン・香港直通車開通により多くの投資家に取引に参加してもらえるよう期待を示した。

上海、香港市場の直接取引(直通車)が昨年発表されてから、両市場に同時上場し、株価も大きくかい離した会社の株が一時大きく上昇しかい離幅を縮めたが、その後、再び価格差を拡大している。

深セン・香港市場の直接取引はこの夏の暴騰暴落で延期を余儀なくされたが、いよいよ開通の発表が近いと見られている。

両市場の株価の乖離が大きい会社上位20社を纏めたのでご参照ください。

銘柄名 A株コード H株コード A株株価 H株株価 価格差%
洛陽ガラス 600876 1108 36.88 5.33 843%
中石化石 600871 1033 9.24 2.32 488%
浙江世宝 002703 1057 37.58 10.42 435%
山東墨龍 002490 0568 10.7 3.37 388%
広州汽車 601238 2238 23.46 7.51 380%
東北電気 000585 0042 6.93 2.36 359%
洛陽モリブデン 603993 3993 4.55 1.6 346%
ヤン州煤業 600188 1171 10.18 3.66 338%
南京パンダ 600775 0553 19.12 6.89 336%
重慶鋼鉄 601005 1053 3.43 1.26 331%
第一トラクター 601038 0038 13.5 5.62 293%
上海石化 600688 0338 7.31 3.02 292%
新華製薬 000756 0719 12.28 5.2 288%
科龍電器 000921 0921 9.03 3.87 284%
中船防務 600685 0317 40 17.56 277%
 馬鞍山鋼鉄 600808 0323 3.79 1.7 273%
大唐発電 601991 0991 5.71 2.6 268%
中海油田 601808 2883 17.56 8 266%
大連港 601880 2880 7.08 3.29 262%
中国アルミ 601600 2600 5.41 2.53 261%
 *2015年11月17日終値
 *為替 1人民元=1.209HKD

 

 

 

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