「日本人投資家 宝探しに香港に」

9月5日付、香港東方日報「財経面」記事の見出しです。当社視察団が8月香港入りし、会社訪問など投資先企業の発掘をすることを「宝探し」として写真入りで紹介されています。

同記事を「テンセントファイナンス」や「新浪財経」(Sinaファイナンス)など大手ポータルサイトのファイナンスページにも転載され、タイトルも「日本の金儲けの神様の弟子 下期のH株に強気」とか「日本人投資家H株を攻める 大相場の再来を否定」などと人目を引き付けるように付けられています。

      東方日報 当社企業訪問の様子を伝える紙面

「徐さんを取り上げている香港メディアの記事を読んだよ」と昨日当社を訪ねて帰った方から

お礼のメールを頂くと同時に同記事掲載のことを教えてくれました。掲載された新聞はまだ手元に届いていないので私も同メールで初めて分かったのです。

香港入り前の7月下旬、東方日報の記者から丁寧な取材依頼文と10を超える質問集が寄せられました。当社HPと『徐さんの中国株』で当社動向も把握され、6月には北京と石家庄、蘇州、上海を「周遊」し、「中国通信服務」や「石薬集団」を訪問したこと、さらに8月には香港入りなどの予定があることなどつぶさに追跡されています。

それが香港入りした後の「同行取材」につながったのですが、日本のマイナス金利や日本版金融緩和の働き、円や米ドル、米ドルや人民元の為替の動向、米利上げの影響、H株だけではなく、深セン市場の見通しなどマクロ経済や為替の動向、株式市場の注目セクターなど注目度の高い質問が投げかけられています。

得意な範疇というわけではないが、差しさわりのない受け答えは新聞の読者にも申し訳ないことで、少しでもお役に立つようにと、例えば、「深港通」はまもなく開通されるが、深セン市場をどう見るかとの質問に「深セン市場についてはあまり理解はない!とりわけPER100倍以上もある創業版には敬遠のつもりだ。

内陸市場ができて20年以上も経ち、投資家も成熟になりつつある。我々は依然として医療やIT、TMT、IoT、新エネルギー、環境などの会社を注目している。なぜなら、弱気相場の時には下げは限られ、強気の時には市場より先に上がるからだ」として、6月視察団の所感や香港の個人投資家または若者に対する進言をという質問に対して「物見遊山もいいが、企業訪問をお進めする。経済を判断する何よりの指標は企業業績にある。

企業訪問でその企業及び業界のことが分かるようになるだけではなく、世界的にもその企業または業界がどのレベルに位置しているかを見極めることができるからだ」として、さらに「構造転換は生易しいものではないが、しかし避けて通れるものではない。香港市場は深港通のおかげで、しばらく強気の相場が訪れるだろうが、昨年のような大相場にはならないだろうと見る」と率直に答えています。

参加者の何人もインタビューを受け、その内容も掲載されていますが、香港の投資家も意外と日本人投資家の動向を気にしているようです。

<お知らせ>

中国企業情報 」発信開始のご案内

9月3日、下期の第一号を発信。

「深港通」を先読みしたい方はご利用ください。

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