「頭のいい人は辞めたが、残った人は全員億万長者に」

6月中旬から以降の中国株の暴落は、アメリカ上場の中国関連株も連れ安で大幅安となっています。Eコマース世界最大手のアリババの株価も一時IPO価格の68米ドルを割り切ったのです。

アリババはどんな会社でまた創業者会長のジャック・マーはどのような人物なのかこれまでもアリババやジャック・マーについて数回取り上げていますが、アリババが上場してからジャック・マーのマスコミ登場回数も増えています。

さまざまな場面での発言はアリババのこれまでの道のりや目指す方向性も垣間見ることができます。ご紹介しましょう。

「頭のいい人は辞めたが、残った人は全員億万長者に」

「アリババが上場した後、アリババを見る人々の目が変わった。しかし、私にとって上場前も後も何ら変わっていない。上場に際して入社5年以上の社員を前にして挨拶をした。その中で、私は、アリババには間もなく多くの百万長者が誕生する。人々の目には私たちが成功したように見えるだろう。では、なぜ我々が成功できたのか。われわれは勤勉だからなのだろうか。しかし我々より勤勉な人はほかにいっぱいいる。若しかして我々は人より頭がいいのか、私には、そうは思えない。なぜなら、4,5年前社員を募集してもなかなか人が集まらなかった。歩ける人なら誰でも良く採用したのだ。

我々は勤勉でも、頭が良いというわけでもないのに、なぜ我々はみな百万や億万長者になったのか、唯一考えられるのは、我々は運がよく、ラッキーだったからだ。

我々は愚直の集まりだった。8年ほど前、多くの人がアリババの一員になった。その中に、頭のいい人はアリババで与えられたチャンスは限られているとの理由で、他社に引き抜かれたり、独立して創業したりして収入や待遇の面でも改善されたという。愚直の人はリクルートもされず、そのままアリババに居残って頑張ったが、しかし、5年経ってみると、残った人は皆百万長者や億万長者になった」 <続く>

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