入門ならETFを

ハンセン指数は5月20日から13営業日連続上昇し、19694Pから昨日(7日)まで通算8.2%反騰し、ほぼ一ヶ月半ぶり21000P台まで回復しています。市場が回復に向かうと当社「京華メルマガ」の登録者数も増え、関心の度合いを測るバロメーターともなっています。

恒例の中国株についての勉強会を来る7月7日(木)、都内で行います。「初心者ですが、参加してもいいですか」というお問い合わせを、開催日を告知すると、いつも頂いております。初心者とは、中国株の投資経験をお持ちですが、勉強会の参加が初めてという方と、そもそも中国株に関心があるが、投資経験がなく、これから勉強したいという方もいます。どちらでも勉強会のご参加はウェルカムで、中国経済や企業の最新情報を共有するほか、参加者との情報交換も重宝する場だからです。

しかし、「徐さんの中国株」のように、中国株のハウツーに関して触れることはほとんどありません。なぜかと言ったら、そういった情報は証券会社やその他専門ネットからも随時入手できるし、折角ですので、他所から入手できない情報をお伝えするのが「徐さんの中国株」と「中国勉強会」なのです。したがって、中国株のハウツーを少し触れてから勉強会に参加された方が効率的にはいいと考えます。

「徐さんの中国株」はマクロの視点で見る中国経済や株式市場の情報を取りまとめるブログで、個別企業に関しては『中国企業情報』で週一発信しています。ちょうど今三ヶ月更新の時期で、個別企業に関してじっくり研究したい方、また現在市場で注目されている企業に関する最新の情報を入手したい方はこちらをご利用ください。当社も時間と労力、そしてお金をかけて入手する情報なので有料にてご提供しています。

個別企業に関して分析する暇や能力もなく、また信頼できる情報源もない方には、手っ取り早い投資法があります。ハンセン指数に連動する上場ETFです。ハンセン指数は香港上場の時価総額が大きく、出来高も多い50社の企業から構成されます。経済環境の変動に伴い、企業業績も流動的で、ハンセン指数の構成銘柄も四半期ごとに一回見直しが行われます。現在のハンセン指数構成銘柄を見てみますと、金融系は24社、公共事業とエネルギーはそれぞれ5社、耐久消費財、工業、一般消費財はそれぞれ4社、ITと電信はそれぞれ2社で、金融系は凡そ半分でかなり偏っていることが明らかです。そのハンセン指数はマクロ経済の動きと連動して動いていることはこの構成銘柄からもお分かりいただけると思います。ハンセン指数は香港の上場企業の代表銘柄ですが、近年A株とほぼ同じ動き方をしています。なぜなら構成銘柄には内陸からの企業が大きな割合を占めるようになったからです。そのハンセン指数と連動しているETFとは、株価指数連動型上場投資信託――トラッカー・ファンド (TRACKER FUND・2800)です。


 

 

 

 
ハンセン指数直近3ヶ月のチャート

 

 

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