新規投資先の開拓と既訪企業のフォロー

ゴールデンウィークも終え、仕事再開の方も多いかと推測されます。近年中国もゴールデンウィークと言う言葉が定着し、長い連休のことを黄金周と言って旅行ブームが今も続いています。

日本へも昨年後半から毎月50万人に迫る勢いで中国から観光客が来日していますが、国内旅行と言ったら○億人単位で動きます。友人から送られてくる国内観光地の写真を見ると、ゴールデンウィークに行かなくてよかったなと一種の安堵感さえ湧いてきます。

ゴールデンウィーク期間中の九寨溝

 

シャングリラ高原公園リスを観察 2015年11月視察団

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

と言っても、来週から当社6月視察団の下見と新規訪問しようとする会社を訪ねるため北京に向かいます。そして6月は第16回京華視察団で北京、石家荘、蘇州、上海を見て回りますので、中国国内のゴールデンウィークと重ならないようスケジュールを立てているのも考慮の一つです。

投資家の方は「Sell in May and Go away」という言葉をどこかで目にしたことがあるかと思います。「5月に株を売ってどこかへ出かけろ」、または「休むも相場」というように、5月には相場の下落が多いという例えで、アメリカ市場は経験則でそうでしたが、香港市場もまた同じ傾向が見られます。

1999年から以降の17年間、ハンセン指数は5月に上がったのが合計5回で、残り12回は対前月比で下がっているという統計が出ています。

今年の5月はどうなのでしょうか。昨日までの3営業日(3~5日)で、ハンセン指数は2.9%下落しているのを見ると、「今年もか」という予測が当たったような変な感じさえ覚えてしまいます。

では、これから6月にかけて株式市場に影響を与えるだろうと思われることはどんなのがあるのでしょうか。

香港市場は内陸A株市場の影響と共に、国際市場でもあるので、国際的イベントには当然反応してしまいます。これらのイベントには、米FOMCによる政策金利の発表、イギリスのEU離脱の国民投票、MSCIにA株の組み入れに関する決定などのほか、国内的には、サプライズともなるだろう深センと香港直接取引の直通車の発表、2月に国務で採択され、株式投資の法的根拠とされる「全国社会保障基金条例」が5月1日から施行など、目白押しとなっています。

当社、6月の投資視察団は12(日)日から18日に(土)かけて行います。訪問先企業と現在コンタクトの最中ですが、ご要望の多い「四環医薬」に再度打診し、北京滞在中同社を訪問するか、または役員を夕食会に呼び、懇親会を開くかで同社から承諾を頂いています。

このように、視察団は新規投資先を開拓しながら、訪問したことがあって現在も投資家の関心の高い企業を再訪するなど、投資家にとって一次情報の入る貴重なチャンスです。「聞くところによると」ではなく、ぜひご自身に目で見て判断してください。

 

 

 

<お知らせ>

6月の投資視察団は来週締切となります。

ご検討中の方はお知らせください。

 

 

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