サウジと中国 650億ドルに上る覚書

日本訪問を終えたサウジアラビアのサルマン国王が16日から18日にかけて中国を訪問した。

16日、習近平国家主席と会談した後、両国の関係者が参加した14項目に上る覚書の調印式に立ち会った。これら覚書はエネルギー、宇宙開発、ハイテク、セキュリティ、文化などの開発と提携に及び、総額は650億米ドルになると、中国外務省の張次官が明らかにした。

サウジ国王としての中国訪問は11年振りのことで、2016年1月習近平氏同国を訪問した。

2000~15年まで、中国は16年連続、サウジ最大の原油輸出(供給)国で、2016年の両国の貿易総額は423億6000万米ドルだった。中国と湾岸協力会議のメンバー国と現在FTA交渉を進めており、締結された場合、中国とサウジとの貿易が更に拡大されると見られる。

サウジ国有の石油会社、サウジアラムコ(Saudi Aramco)の海外上場も両国首脳会談の内容の一環で、香港証券取引所の李小加総裁は、取引時間や中国の資本インフラとのつながりから考えると、香港市場は最も適切だと香港上場への誘致に意欲を示した。(21世紀報道)

 

 

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