テンセント、スマホ決済で日本参入 年内1万店「銀聯」追う

 中国のネットサービス大手、騰訊控股(テンセント)は日本でスマートフォン(スマホ)を使った決済サービスを本格化する。中国で3億人超が利用する決済アプリが使える店舗を2016年中に1万店に増やし、中国からの訪日客の利便性を高める。中国人客の決済ではこれまで「銀聯カード」が主流だったが、スマホ決済の広がりで訪日客消費を後押しすることになりそうだ。  テンセントの決済サービス「微信支付(ウィーチャットペイ)」を利用できる店舗を増やす。ウィーチャットは7億6千万人の利用者数を誇る対話アプリで、ウィーチャットペイは中国で30万店以上で利用できる。日本ではこれまで一部店舗が採用していたが、訪日客の口コミ分析をするホットリンクと連携して小売店への導入を本格的に促す。(日経)

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