トランプ就任2ヶ月目 中国 米国債買い増し

米財務省が17日発表した国際資本動向(TIC)によると、2017年2月、中国が保有する米国債は前月比86億ドル増の1兆0597億米ドルで、保有残高は昨年11月以来最高だった。

中国は昨年12月米国債を7ヶ月振り買い増しに転じたが、しかし5月から以降6ヶ月連続米国債を売却し、11月までの保有残高は6年半振り最低額の1兆0493億ドルで、年間の売却額はそれまで最高の1880億ドルだった。

一方、日本も2月に米国債を126億ドル分買い増しし、保有残高は1兆1200億ドルで米国債最大の保有国を続けた。昨年9月まで中国は米国債の最大の保有国だったが、10月から日本が取って代わった。

米財務省のデータによると、中国の米国債保有残高のピークは2013年の1兆3200億ドルだったが、2014年から以降人民元安と資本流出を阻ぐため、換金目的の売却を続けた。(WSJ見聞ほか)

 

 

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