元建て金の値決め 上海で取引スタート

人民元建て金の値決めがスタートし、19日上海黄金取引所(SEG)で初取引が行われた。世界金協会(WGC)が2月に発表したレポートによると、2015年中国は世界最大の金の消費国であると同時に、世界最大の金の産出国でもあるが、中国独自の金の値決めシステムはこれまでなかったという。世界の金取引の基準価格はロンドンとニューヨーク市場の価格だったが、人民元建て値決めの登場で、中国の金価格の決定力を高めることが狙いだと専門家は指摘する。元建て金取引に参加できるのは中国系、外資系銀行12行と金採掘、取引企業6社で、19日の初取引で、1グラム257元97銭、ロンドンの257元12銭より0.33%高く取引されていた。(総合)

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