社会科学院 中国政府の総資産はGDP比1.8倍

「中国経済崩壊?」

中国政府のシンクタンクである社会科学院財政と税収研究センターが24日、「中国政府資産負債表2017」を発表した。

それによると、2010~2015年まで社会保障基金不足の参考値を計上しても、(資産から負債を引いた)純資産はGDP対比80%以上で、変動幅は40兆元から60兆元の間で、総資産は総負債を引いてもかなり余裕があるという。

2015年中国政府の総資産は125兆元で、同年のGDP比で180%を超えた。2013~2015年にかけての平均総資産は110兆元を維持し、GDP対比で平均約1.8倍になるという。

一方、政府の総負債についても、2010~2015年まで30兆元60兆元まで5年間で70%~100%まで増え、負債も急速に膨らんでいることを指摘した。

「中国政府資産負債表」は2008年の金融危機後に研究がスタートし、2014年レポートの第一号が発表された。今年は3回目となる。(経済参考報)

 

 

中国経済News & topicsの最新記事