香港 マネーロンダリング取締強化 5社に罰金

香港金融管理局と証券先物取引監察委員会(SFC)はマネーロンダリングに対する取締を強化し、ブローカーやプライベート銀行5社に対してけん責を行い、2010万香港ドルの罰金を課していることが明らかになった。

21世紀報道によると、2016年9月以降、SFCはマネーロンダリングに対する内部監視措置の不足などの理由でライセンス保有のブローカー数社に対して調査を行い、今年に入ってから中国資本の「日発期貨」(前「証星国際期貨」)に300万(香港ドル、以下同)、国元証券に450万、中泰国際には260万、粤海証券には300万、そしてヨーロッパ系プライベートバンキングのCoutts & CoLtdに700万の罰金を課したという。

内陸からの資金が大挙して香港に流れ、流入のルートと目的は様々で、受け入れる金融機関も資金源に対して徹底的調査を怠る傾向が見られる。

関係筋によると、香港銀行業の反マネーロンダリング関係者はここ3年間で2倍以上増加した。今後ロボットやAIを導入して顧客の身分照合と取引プロセスの疑わしい情報をチェックし、ガバナンスの有効性を強化したいとしている。(総合)

 

 

 

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