2016年香港小売業 前年比マイナス8.1%

2016年香港小売業の売上高は前年比8.1%減少の4366億香港ドル、22ヶ月連続マイナス成長となった。

これは香港政庁統計局が3日明らかにしたもので、それによると、昨年12月の小売業の売上高は速報値で前月比2.9%減の424億香港ドルで、11月より下げ幅は2.5%縮小したものの、20153月から22ヶ月連続のマイナス成長だった。

小売業の20数種類の中で、スーパーの日用品、食品、酒類、たばこなど一部品目のほか、ほとんどの商品が昨年比マイナスの伸びで、中でも宝飾品や時計、贈答品の売上高は同マイナス17.2%、洋服は同マイナス4.9%、百貨店商品は同マイナス6.2%となった。 

マイナス成長の中で、昨年12月、宝飾品や時計、贈答品の売上高は11月のマイナス14.5%から一転2.3%の成長となり、これについて香港恒生銀行のエコノミストは「訪港観光客数の上昇とここ数ヶ月金融市場の回復も市民の消費を刺激した」と分析した。また、香港政庁報道官は、雇用市場の安定も市民の消費を支持したと指摘した。(中新社)

 

 

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