挫折を経験した味千中国 成功の素になるか

外食系企業の上場は珍しくありません。しかし上場は天井ということも付き物でいかに変化をさせ、顧客を飽きさせないことが外食産業の命綱です。インスタントラーメンの康師傅(カンシーフ)の株価は1香港ドル未満からその後20香港ドル超迄急騰したのはインスタント文化を持ち込、さらに急速に全国展開したお陰です。その後の株価の低迷も市場の頭打ちとその他ファーストフォードが大挙して進出し、消費者が変化を求めた結果でもあるからです。ラーメンの味千中国は上場して11年、株価も浮き沈みを経験しています。

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高級路線の「海底撈」と大衆路線の「呷哺呷哺」

ニューエコノミーとして持てはやされたシェアリング自転車。激しいシェア争いの結果、1位のモバイク(摩拜単車)は美団点評の傘下に入りましたが、2位のofoは独立路線を堅持した結果、VCからの初期投資も底が尽き苦戦していると伝えられています。これから冬に入り、利用者が減少していくことが業績の追い打ちになるだろうと予想されます。しかし冬になると、利用者の大幅増も予想される業界があります。火鍋業界です。

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自動化に活路? AI活用

火鍋と言えば、老舗の東来順のほか、新鋭企業のブランドとして「小肥羊」、「海底撈」、「呷哺呷哺」など何百とは言わず、町中に様々な火鍋の店の看板が見られます。高級レストランの高い敷居よりは安くて美味しいことで市民に親しまれ、昼夜を問わずいつも満員状態です。敷居が低い分、個人経営など新規参入もしやすく競争も激しくなりますが、様々なアイデアで顧客を囲い込む中でAIを活用した自動化サービスで活路を見出す企業が出来てきました。海底撈国際(6862)です。

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「開店3カ月で収支トントン 6~13カ月で投資回収」

「霧の都」と言われるのは重慶です。この重慶には別名があります。「火鍋の都」です。重慶のレストラン5店に1店舗が火鍋の店です。重慶や四川省を発祥地とした火鍋、いま全国に広がり、様々な火鍋のお店は中国全体で35万店に上ると言います。9月26日に上場した海底撈国際(6862)もこの四川省からスタートした会社です。

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