安い買い物だったのか 易鑫集団

 易鑫集団は2017年11月16日、ニューエコノミー代表格企業の一つとして香港市場に華やかに上場しました。華やかとは、時として中国株の大相場で同社IPOの申し込み倍率は559倍という倍率で、公募価格は上限の7.7HKD、初値はこれを30%以上上回って10.18HKDまで取引されていたのです。しかし、10.18HKDは上場後同社最高の株価として現在まで続いてます。

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まだまだ続くTOB ターゲットは易鑫集団か

 ハンセン株価指数が27000の大台を割り込んでいる中、40%高騰した銘柄があります。易鑫集団です。「易鑫集団40%暴騰 筆頭株主がテンセントの非公開化オファー」と当サイト16日付けの「中国経済News & topics」でこれを取り上げています。筆頭株主でニューヨーク市場上場の易車(ビットオート・Bitauto)がテンセントと黒馬資本(Hammer Capital)から株式の非公開オファーを受けていることが明らかにされ、同社株も連れ高となりました。何故なのでしょうか。

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途中下車前途無効のストックオプション

 企業経営に人材の確保が必要不可欠です。アリババ前会長のジャック・マー氏も創業時代を振り返る際、「頭のいい人が皆アリババを去っていった」と嘆き、続いて「残った人は億万長者になった」と述懐したのです。競争の激しい時代に人材を確保し、会社に残してもらうためには、システマティックな対応が求められます。現に多くの上場企業と同様、小米集団(シャオミ)もストックオプション計画を発表しました。そして株価は上場後最安値の8.28HKDから1ドル以上も上がって9.48HKDまで買われたのです。

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ECと決済サービスの革新 11月に会社訪問を

 創業して20年で流通総額は5兆727億元(約90兆円)を超え、米アマゾン・ドットコムを凌ぐ世界最大の電子商取引企業に育て上げたのは創業者、馬雲(ジャック・マー)です。9月10日、董事局主席(会長)の職をあっさりと退任したのです。アリババはかつてBtoBセクターを香港市場に上場させ、その後TOBで上場を廃止させ、2014年グループとしてニューヨーク市場に再上場しました。日本でも投資家の多い中国株の一つで、会長職の交代でアリババの新しい戦略はどう変わるのか、11月の当社視察団でアリババ本社所在の杭州を訪ねることにしました。

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