環境改善は3大課題の一つ 北京都市資源上場へ

 「習近平氏は2期目の執政理念について、システミックな金融リスクの解消、 経済格差是正(脱貧困支援)、環境改善(青空防衛戦)を打ち出している。汚染対策は3大課題の一つに挙げた。業界人として前途洋々だと感じる」。北控水務執行役員の李海楓副総裁は、同社傘下、北京都市資源のIPOに関する投資家との懇談会で先行きの見通しについてこのように述べています。北京都市資源(正式名は「北控都市資源集団」)はいよいよ来年の1月に上場することになりました。

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北京都市資源IPO準備中 親会社の北控水務は

 アリババグループ(9988)が香港でのIPOに40倍以上の応募倍率で26日に香港市場に上場しました。初日は公募価格より6.6%高で取引を終えたのに続き、本日(27日)も前日比1.28%高で寄り付いた後、前場では最高で3.9%高の195HKDまで買われています。地元投資家では、「打新」(新規IPOに応募すること)という言葉が出るほど、IPOに人気があります。IPO=株高が浸透しているからです。
 IPOと言えば、今年の8月「北京都市資源」を子会社に持つ北控水務の役員一行が来日し、日本の投資家と懇談の場を持ちました。その北京都市資源がいよいよ来年の1月にでも香港で上場すると今週同社から当社に連絡が入りました。

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「ブラックテクノロジーではない 応用がカギ」

 米のエンティティリスト(禁輸リスト)に指定された企業を訪問できることは参加者の皆様も興味津々でした。2001年に設立し、2010年に上場、弱冠18歳の会社がアメリカをビビらせたわけで、急成長の背後に何か秘密があったのでしょうか。同社ショールーム見学の際、外人風の見学チームが幾つもあったので、同社に関心を持っているのは私たちだけではないことも明らかです。

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米はなぜビビるのか ハイクビジョン世界一

 第26回京華投資視察団のテーマの一つはスマートシティを視察することでした。杭州はスマートシティ作りで中国の最先端を行く都市なので訪問都市に選んだのです。スマートシティと言えば、AIや監視カメラが欠かせません。杭州はアリババのほか、AIやクラウド、顔認証などのハイテク企業も輩出しています。そこで監視カメラメーカー最大手の杭州海康威視数字技術( ハイクビジョン)を見てみようと、当社ルートで同社にコンタクトしたら二つ返事で訪問が決まったのです。米商務省が輸出禁止企業リスト、エンティティリストに同社を指定した直後のことです。日本のメディアも入っている視察団の訪問受入れの快諾に当社も正直驚いています。参加者の皆様には、訪問までには、自媒体のSNSにはアップしないようわざわざ注文を付けたのです。

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アリババ快進 背後には

 アリババの「双11(ダブルイレブン)」で、開始わずか1分36秒で、売上高は100億元を達成し、これは日本の通販大手、楽天プラットフォームの年間売上高に匹敵するものだということで内外から話題を呼んでいます。「双11」はちょうど10年前の2009年に始まったもので、発案者は今年アリババグループ創業者の馬雲(ジャック・マー)から会長職の禅譲を受けた張勇(ダニエル・チャン)氏だったのです。「双11」の売上高は初年度の5千万元から、今年の2684億元まで、10年間で実に5千倍まで膨らみ、成約額や受注件数の処理能力などいくつもの記録を更新し、アリババの快進撃を改めて世に知らしめたのです。そのアリババが今度グループ全体として香港に上場することになったのです。

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