チャンスは依然中国にあり

 2019年も残り2日となりました。今年の株式市場は米中通商交渉に翻弄される一年となりました。年末(12月16日)になって米中貿易協議「第一段階」の合意が発表され、市場にいささか安ど感を漂っていたが、安心できる状況まではまだ程遠いと言えます。このような時には、「変わる世の中 変わらぬ鉄則」という邱永漢先生の言葉を思い出してほしいと考えます。

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版図拡大中の衆安保険

 衆安保険(衆安在線財産保険・6060)は2013年6月にアントフィナンシャル、テンセント、中国平安が共同出資してできた中国初のインターネット専業の保険会社。登録資本金は10億元(1元=15円)。増資を経て現在は14億7千万元に。2017年9月に香港市場大相場の時にメインボードに上場しています。今月18日、香港でバーチャルバンクの衆安銀行(ZABank)を開業したと発表し、翌日の19日上海で投資家との対話デーを行ったのです。

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想像を膨らませる衆安保険

 テクノロジーと保険を融合した「インシュアテック」のリーディングカンパニー――衆安保険。10月の勉強会でお話をし、その後このコラムでも上場来安値として取り上げています。同社株価は取り上げた時点の18HKD台から2カ月未満で30HKD台へと、50%以上も高騰しました。そして11月の日本経済新聞傘下、日経NBSとの視察団で、上海で同社を訪問しています。ブロックチェーンの風(既報)に則って同社はまた新しい動きを見せています。

衆安保険フロント       衆安保険エドワード・ウー総監(左)

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低い粗利率に高い効率 シャオミに通用するか

 シャオミは中国の百年企業、同仁堂から信頼できる製品を作ること、新進企業の海底撈(ハイディラオ)国際から、顧客に期待以上のサービスを提供することを自社の経営理念にしています。しかしこれだけでは企業として永続的に利益を出し続けることができるどうかまだわかりません。そこでシャオミは今度永続的に利益を生み出すために、世界的に売上高(2018年)1位の米系ウォルマートと同35位のCostcoをお手本にしています。