センスタイムだけを禁じても

 センスタイム(商湯科技)は未上場の会社として、インターネットで検索するとヒットが多いことに驚きです。「AI(人工知能)による画像認識」や「顔認識AIのトップ企業」、「ディープラーニングとコンピュータビジョンの世界的なリーディングカンパニー」と、各種メディアがこのような枕詞で同社を紹介しています。米商務省がエンティティリストに指定したことが同社をさらにAIの「世界的企業」に一歩近づけたとも言えます。しかし、同社だけを禁輸リストに指定しても果たして中国のAI企業の成長を抑え込むことが出来るのでしょうか。杭州で「魔点科技」を訪問したらその疑問がますます膨らんだのです。


顔認証の自販機に参加者が興味津々     魔点科技の肖社長(右)と記念写真

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