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 小米集団(シャオミ)創業者で会長の雷軍氏が同社経営理念を決める際、3社をお手本にしています。百年企業で漢方薬の「同仁堂」のほか、もう1社は新進企業で、火鍋チェーン最大手の海底撈(ハイディラオ)国際(6862)です。中国で数少ない百年企業をお手本にすることは分かりやすいのですが、飲食の弱冠25年、上場して1年ちょっとの海底撈から何を勉強することがあるのでしょうか。
 当社視察団も海底撈を訪問したことがありますので、今までのコラムでもそのヒントを触れているのです。

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「百年企業がお手本」 小米(シャオミ)

 日本では経営の神様や成功した企業家に関する自伝や書籍はたくさん出回っています。中国では、改革開放が実施して今年で40年。多くの民間企業が誕生したのは1990年代の後半と2000年に入ってからのことです。華為技術は1987年の創立で32年を迎えますが、テンセントは1998年、アリババは1999年の創業で、人間で言えば、まだ成人して間もない会社です。小米集団(シャオミ)に至っては2010年の創業で、2020年でやっと10年目を迎える若い会社なのです。若い会社のいいところは前人の失敗や経験を鑑みる「後発優勢」はあることです。シャオミ創業者の雷軍会長は現に内外企業3社をお手本にシャオミの経営理念を決めていると言います。

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AIoTの先発優勢 小米集団(更新)

 工業化のプロセスにおいて先発優勢と後発劣勢についてこのコラムで触れたことがあります。途上国は先進国の失敗経験を鑑として汲み取りその轍を踏まないように自国の経済成長に生かすことを後発優勢といいます。言い方を変えれば真似ることです。しかし真似をして成長できる空間が埋まれば今度は自力で成長を模索しなければならい段階を迎えます。真似るだけで技術の蓄積がなければ「中所得国の罠」にはまって永遠に先進国の仲間入りができない国は中南米の国々を見ればよくわかります。そのことを後発劣勢とも言われます。多くの中国企業も後発優勢から現在後発劣勢に差し掛かり、自力で抜け切れるか肝心な時期に入っています。その中で、小米集団(シャオミ)がAIoT(AI+IoT)で先(他社)をリードしていることが伝えられています。

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「すべての人にテクノロジーの楽しみを」 小米集団

 小米集団(シャオミ)の日本市場参入(9日の発表会)を主要メディアの大半もこれを取り上げています。この勢いに乗ってシャオミは10日、北京で同社Redmiシリーズ初の5G対応スマホを発表しました。GSMとCDMAを同時にサポートする5G対応のK305Gスマホは末端価格1999元(約2万9980円)と設定し、現在発売の5G対応スマホとして中国国内では最安値として注目を集め、5G対応スマホ発表の翌日(11日)、同社株価は8%以上高騰し、12日にはさらに5カ月ぶり高値の10HKD台に乗せたのです。

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