新型肺炎 非常事態でも強いIT業界の巨頭

 中国では国を挙げて新型コロナウイルス感染の拡大防止に取り掛かっています。終息のめどがまだ立っていない現在、実体経済への影響はどうなるんだろうかと早くも懸念する声が出ています。経済専門の「財新網」が5日発表した1月の中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)は、前月より0.7ポイント低い51.8で、2019年11月以降で最も低い水準となったことが明らかになりました。これに先立って発表された1月の製造業PMIは、前月より0.4ポイント低い51.1だったので、1月の総合PMIは4カ月ぶり低水準の51.9となったのです。1月は春節(旧正月)という季節的要因があって低い水準でも納得はできますが、2月は新型肺炎の影響で一部の産業以外、工場の稼働は2月の9日まで延期されていますので、PMIは散々たるものだろうと簡単に推測できます。しかし、こうした中でも株価が堅調に推移している会社があります。

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噂でも動くのが株価

 新型コロナウイルスによる感染者数は増加の一途です。ついに横浜沖に停泊中のダイヤモンドプリンセス(DP)号からも感染者が出たと伝えられています。5年ほど前の2015年9月、当社視察団の特別企画としてDP号に乗って12日間のクルーズでアモイ、香港、ホーチミン、シンガポールを訪問したことがあって、そのDP号からも感染者が出たという報道に複雑な気持ちでいっぱいです。一日も早い終息を期待していますが、特効薬が出ていない現状からは長期戦も心掛ける必要が出ています。

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災害時の投資対策

 新型コロナウィルスが猛威を振るっています。ヒトからヒトへの感染拡大が懸念される中、中国では春節(旧正月)の連休を2月2日まで延長するなど対応策が取られています。浙江省や安徽省など一部の省や都市では、工場の再稼働を2月の9日まで繰り下げるなどさらに休みを伸ばしています。
 日本でもマスクが売り切れるなど、接触感染が懸念され、不要不急の外出を控えるよう中国政府も専門家も一斉に呼びかけています。武漢の閉鎖(1月23日)からすでに10日間が過ぎ、10日間もの閉じこもっていては我慢も限界を迎えようとしています。

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