辛抱が必要か ソフトバンク売却の影響は

 新型コロナウイルスが猛威を振るっています。ついに日本政府も「リーマンショックの際を上回る規模の緊急経済対策」を打ち出すことになりましたが、お隣、中国では、すでに多くの都市が消費券やクーポン券などを配布し始めています。リーマンショックの際、日本では、1億円の商品券を配布するのに、1億2000万円のコストがかかったというので効果のほどに疑問の声が上がっていますが、アリババ本社所在の杭州市は政府が5億元の商品券を配布し、参加するお店側が11億6000万元相当の割引クーポンをこれにつける形ですべて電子クーポンで配布するのでコストも効果も日本とは天地の差です。
 マクロ的経済効果よりも電子クーポンを可能にした企業の存在を見るのが投資家目線なのです。

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ソフトバンク強気 背後に金の卵を産む鶏

 ソフトバンクGが23日、今後4四半期にわたって最大4兆5000億円(約410億ドル)の資産売却案を発表して2600円台まで売られた株価をやっと食い止めることができました。資産売却について、孫正義氏は「今回の資金化の対象となる資産は、当社の保有資産価値の20%に満たないもの」とコメントしています。孫氏の強気発言の背後には、同社が保有する27兆円の資産と1兆7000億円以上の現預金が盾にあって、中でも1200億ドルにも及ぶ、いつでも現金化可能な、金の卵を産む鶏――アリババの株式を保有しているからだとも言われます。
*2019年3月期からの購読期限は今回で実質最後のコラムとなりました。締めくくりのプレゼント銘柄としてご紹介します。

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ソフトバンクもアリババ頼み?

 「9988」、「9984」、「9983」。横並びの四つの数字は何だったと思いますか。株式投資に関心のある方はピンと来たと思いますが、アリババとソフトバンクG、ファーストリテイリング(ユニクロ)の証券コードなのです。証券市場が違うのにこんな「偶然」もあるんですね。今日は「9988」、「9984」、「9983」のそれぞれの創業者とその関連性の話しです。

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直通車出来高463億香港ドル 単日として史上最高

 香港ハンセン指数は1月20日の高値(29000)からすでに30%以上も下落しているにも関わらず、3月19日ストックコネクト(直通車)経由の香港株の出来高は単日として史上最高の463億4200万香港ドルを記録しました。このコラムで取り上げた「美団点評」(3690)は、20日、前日の下げから一転16.02%高まで買われ、人気ぶりが改めて示されました。シャオミ(1810)も2月のスマホ出荷台数が華為(ファーウェイ)を逆転したことが材料となって前日の下げから6.61%を反騰し、10香港ドル台を一日で回復したのです。

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