不正の代価 瑞幸珈琲の終焉 テンセントが参入?

 不正会計を「自白」したナスダック上場の中国のコーヒーチェーン、瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー/LK:US)は今月12日付の公告で、不正を直接加担したCOOの劉剣を免職処分し、CEOの銭治亜も同時付けで辞任したと発表したが、時すでに遅しで、昨日(19日)同社は、ナスダック証券取引所から、当該銘柄の上場廃止を決定したとの15日付の書面通知を受けたことを明らかにしました。

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国産化期待のSMIC

 「金山雲」のように米で上場したい会社もあれば、米で上場済みだが、自ら撤退した会社もあります。中芯国際(SMIC)がその内の1社です。
 米トランプ政権は15日、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に対して新たな輸出規制策を発表し、その影響で米半導体関連株やETFが大きく値下がりしたが、香港上場のSMICの株価は逆に2005年以来、15年振り高値を更新したのです。いままで視察団で2度同社を訪問し、その業績に私も関心を持っていたのです。

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大株主の庇護のもとで 金山雲

 金山雲(キングソフトクラウド)は金山軟件(キングソフト・3888)のクラウド部門がスピンオフしてナスダックに上場したのは今月8日(金)。公募価格17ドルに対して約20%高の20.37ドルで寄り付いた後、高値をキープしたまま大引けを迎え、終値は40.24%高の23.84ドルで取引を終えましたが、翌11日(月)もさらに8.93%高で買われる人気ぶりだったのです。背景には、

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「4番目の金の山」 金山雲 キングソフトクラウド

 「新型コロナウイルスの影響で、上場計画は白紙になるのではないかと心配していたが、機関投資家などと意思疎通したところ、市場の反響は相変わらず強いことを強く感じたので予定通り推進した」。8日ナスダック上場の金山雲(キングソフトクラウド)董事長の雷軍氏が振り返った。8日シャオミ(1810)の株価が10%以上も急騰した背景に、同じ日に金山雲の上場が決まったことも要因の一つとして挙げられます。これで雷軍氏配下の上場会社に、金山軟件(キングソフト・香港)、小米(シャオミ・香港)、金山弁公軟件(Kingsoft Office Software・上海科創板)に続き、4社目となるため、「4番目の金の山」と例えられています。

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