上場準備のための改名か 螞蟻金服から螞蟻科技へ

 美団点評(3690)や京東(9618)、拼多多(PDD)など、テンセント(0700)が出資した上場企業の株価の高騰で、テンセントの株価も連れ高で高騰し、時価総額は一時アリババ(9988)を乗り越えてしまったのです。これに対してアリババの株価は上値が重く、3月から以降は一進一退を繰り返しています。そうした中で、今月22日、アリババは傘下金融部門の中核企業である「螞蟻金服」を「螞蟻科技」に改名することを明らかにしました。「金服」から「科技」への変更、意味するところとは。

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横綱になったアリババ

 「アリババ創業者の馬雲(ジャック・マ-)氏もソフトバンクGの取締役を退任するため、私もアリババGの取締役を卒業する」。ソフトバンクグループの孫正義社長は25日の株主総会で、アリババ・ グループの取締役を同日付で退任することを宣言しました。孫氏は15年間、馬雲氏は13年間、ソフトバンクGとアリババGの取締役をそれぞれ務めましたが、両社はそれぞれの退任を「円満なもの」だったと発表しました。ソフトバンクGの株価は3月の底値から倍以上復活していますが、アリババGの株価はまだ2割程度の上昇に留まっています。アリババの株価の今後は。

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第三者決済企業がSaaSプロバイダーへ

    微盟集団(2013)の株価の高騰で、SaaS関連のその他銘柄も動意を見せています。SaaSとは、「Software as a Service」の略で、メールを例にとって説明すると、いままでプロバイダーと契約して自分のパソコンにそのメールソフトをダウンロードして初めてメールが使えますが、しかしGmailやYahooメールのように、ネット上でログインさえすればどこのパソコンでも使えるサービスのことです。金蝶国際(0268)は財務系のSaaSプロバイダーで京華視察団で同社訪問の時は株価が3香港ドル台でしたが、それから約3年経ちますが、現在株価は17ドル台で推移しています。もう少し投資しやすい銘柄はないものか、探してみたら・・・

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SaaSは時代の流れ 微盟集団

 自粛が全面解除されましたが、在宅勤務が3カ月も続くと、テレワークも少しずつ定着してきた感があります。テレワークが出来る前提としてクラウドなどITのインフラが整備されることです。「SaaS」(Software as a Service)がそのようなインフラの一つで、新型コロナウイルスのお陰で、SaaSも改めて認識されるようになってきています。上海に本社のある微盟集団(2013)はSaaSプロバイダーで、昨年4月、このコラムで上場間もない同社を取り上げ、9月にも再度取り上げていますが、株価が取り上げ時の4香港ドル台から先週は10香港ドル超と上場来高値を更新したのです。

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中国概念株 「香港回帰」で勝者は

 網易(ネットイース・9999)は11日、京東(9618)は18日、香港市場で株式を公開しました。いずれも米国で上場しながら香港での2次(セカンダリー)上場になります。両社の公募に、網易は37万1千人、京東は39万1千人が応募し、公開初日、公募価格より前者は8.13%、後者は5.75%高で寄り付いたので、投資家での両社の人気ぶりが伺えました。調達資金では、網易は200億香港ドル、京東は298億香港ドルをそれぞれ超えますので、今年の大型上場となります。抽選に当たった投資家は微笑んでいるでしょうが、両社の上場で他にも勝者がいたのです。

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