逆境でも伸びる京東集団

  上場企業中間決算発表のピークを迎えています。日本の6月末の期末集中開催とは違い、なるべく多くの株主に参加してもらうため、8月中旬に分散して開催されるところが多いのですが、何せいままでたくさんの企業を訪問していますので、この時期複数の企業から決算発表会の招待を受けます。半期とは言え、企業の業績を確認し、持ち株点検のチャンスでもあるので、皆さんも決算報告を読むことをお勧めします。
 そういえば、昔からお付き合いの会員の方から、持ち株についてコメントをしてほしいと先日お電話をもらいました。話を聞いたら、持ち株は「四環医薬」、「山東威高」、「中国生物製薬」、「ZTE」、「中芯国際」などだったのです。

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「業界のランドマーク的存在を」 初黒字の貝殻找房

 北京や上海、成都などの街を散策すると、「中原地産」や「我愛我家」、「21世紀不動産」などの不動産仲介会社の看板がやたらと目につきます。不動産の高度成長に伴って仲介業者も雨後の筍のように誕生しています。しかし数ある仲介会社の中でも、前身は「北京鏈家」(Home link)の「貝殻找房」(BEKE)のGTV(Gross Transaction Value)は2019年220万件の取引を経て2兆1300億元に達し、それまで2位だった京東ドットコムを抑えてGTV7兆元を超えるアリババに次ぐ中国2位のビジネスプラットフォームとなっています。

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不動産投資は次なるステージへ

  米中対立が先鋭化し、米上場の中国概念株を退場(上場廃止)させるとの声が蔓延る中、不動産仲介サービスの貝殻找房(BEKE)が13日ニューヨーク市場に株式を公開しました。不動産株投資と言えば、万科企業(2202)や中国恒大集団(3333)など大手不動産開発会社が聯想されます。過去20年、大手不動産会社は作っては売れる時代に恵まれ、株価も1香港ドル(以下同)や2ドルくらいから50ドルや100ドル超まで高騰しました。しかし「ゴーストタウン」まで現れたここ数年で不動産企業の高度成長も一段落し、市場では、「開発」より「管理」に目を向けるようになってきています。その中でのBEKEの上場です。

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工業化と脱工業化の差 グローバル500から読み取れるものは

 お盆休みに入っている方が多いのではないでしょうか。しかしコロナの影響で遠出もできず我慢の夏休みの方もまた多いかと考えます。コロナをあまり気にしない人も多いようで、ネーミングに問題があるのはと以前から考えていました。ファッションのように聞こえ、若い人とかは「もらってやるか」という雰囲気さえ感じさせられるが、「感染症」でも軽いと、いっそのこと「伝染病」とマスコミなどで毎日のように取り上げたら「夜の街」を闊歩する人が少しは減ってくれるのではないかと考えます。

 さて、夏休みの最中に、米誌「FORTUNE(フォーチュン)」が「フォーチュングローバル500」を発表しました。投資家にとって参考になる内容とは。

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