評価が高いのには訳がある 薬明生物

 バイオ系企業の株価は最近下落傾向にあるとは言え、PER(株価収益率)は依然高い水準を維持しています。百済神州(6160)や信達生物(1801)、康方生物(9926)は赤字決算でも株価はキープ。11月初めに上場した薬明三兄弟の薬明巨諾(2126)はまだ赤字なのに対して、薬明康徳(2359)は約138倍、薬明生物に至っては約280(分割前は約300)倍まで買われています。

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身売りも考えた薬明康徳 中国市場で起死回生

「薬明三兄弟」を含め、バイオ系関連銘柄はここ最近下落傾向にあります。政府による「帯量採購(集中調達)」の第4ラウンドが11月にも始まり、バイオ系も対象だと伝えられ、いままで集中調達の対象になった化学薬品の薬価は最大90%も値下げが余儀なくされたため、バイオ系企業も懸念され、株価下落に繋がったのです。一方、香港、上海市場がバイオ系企業にオープンになったお陰で業界にバブルが起こったのではとの懸念も広がっています。

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株価がうなぎ上りの薬明生物

 「CRO業界大手の薬明康徳に暗雲?」と前回のコラムで触れているが、薬明康徳に限らず、「薬明三兄弟」ともに今週に入ってから株価が下落しています。三兄弟の「役割分担」について「長男は前臨床CRO業務を、次男はバイオ薬品のCDMO業務を、そして三男はCAR-T細胞療法を」と紹介していますが、CDMOの薬明生物の見通しは?

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CRO業界大手の薬明康徳に暗雲?

 「薬明三兄弟」の香港市場の上場日を見てみると、三男の薬明巨諾(2126)は2020年11月3日、次男の薬明生物(2963)<*1>は2017年6月13日、そして長男の薬明康徳(2359)は2018年12月13日<*2>となっています。長男というのになぜ次男よりも上場が遅かったのでしょうか。
 *1 薬明生物の証券(取引)コード、「2269」は株式分割のため、移行期間(2963)に入ります。11月30日に「2269」に復活されますが、年内いっぱいで臨時コード「2963」で(併行で)取引が行われます。
*2 薬明康徳は2018年5月8日に、上海A株に上場。

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