「オーダー件数一日5千万件に」 美団点評

 Uber Eats(ウーバーイーツ)とプリントされた四角い箱を背負って駆け抜ける配達員の姿が都心に限らず、都下の町でも見られるようになりました。「withコロナ」が常態化の今、「新しい生活様式」が少しずつ浸透し、業態の変化も余儀なくされています。世界最大で約440万人の配達員をかかえる香港上場のフードデリバリー最大手の美団点評(3690)が10年越しの黒字から一転赤字に。が、しかし3月16日と18日付でこのコラムで同社を取り上げてから株価が72HKDから138HKDまで倍近く高騰しています。

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GMV世界初の1兆ドルだが 株価下落のアリババ

 中国電子商取引(EC)最大手のアリババは22日、2019~20年度(19年4月1日~20年3月31日)までの通期と第4四半期(20年1~3月期)の(監査前)決算を発表しました。ECサイトとしてGMV(流通取引総額)は世界初の1兆ドル(7兆530億元)超、通年の売上高は35%増の5097億1100万元に達したにもかかわらず、決算発表後のアリババの株価は約6%暴落したのです。同じ日に第1四半期の業績を発表した新進のECプラットフォーム運営の拼多多(PDD.US/ナスダック)の株価は14.50%高と大きく上昇したのです。同じ業界で明暗に分かれたのですが、アリババはこの先どうなるのでしょうか。

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回帰株に注目を 京東、百度ほか

 米中貿易戦や新型コロナウイルス感染症の流行で、米上場の中国概念株(チャイナコンセプトストック)にとにかく風当たりが強い中、瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)やこのコラムでまだ取り上げていないオンライン教育「好未来」のように、相次ぐ「粉飾の自白」により、中国株のイメージダウンは避けられない状況が続いています。自ら上場廃止を選択した中芯国際(SMICを)もあれば、新規株式公開の金山雲もある中、昨今からアリババのように米での上場を維持しながら香港または中国内陸市場への「回帰(2次上場)」が投資家の注目を集めています。

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不正の代価 瑞幸珈琲の終焉 テンセントが参入?

 不正会計を「自白」したナスダック上場の中国のコーヒーチェーン、瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー/LK:US)は今月12日付の公告で、不正を直接加担したCOOの劉剣を免職処分し、CEOの銭治亜も同時付けで辞任したと発表したが、時すでに遅しで、昨日(19日)同社は、ナスダック証券取引所から、当該銘柄の上場廃止を決定したとの15日付の書面通知を受けたことを明らかにしました。

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