配当神話の中国神華能源

 百度(バイドゥ)など中国概念株暴落の理由が少しずつ水面下から浮上してきました。海外メディアや日本の一部メディアでも「クレディSと野村、多額の「損害」も-アルケゴスのポジション」、「何があったのか…野村HD「2200億円」巨額損失の衝撃!」、「三菱UFJ証が330億円の損失も、アルケゴス関連取引で」などの見出しで共通のキーワードに「アルケゴス」を取り上げています。ヘッジファンドで「危険なほど」のレバレッジを効かせたポジションが強制的に解消されることで百度など中国概念株が大量に売りに出されています。
 レバレッジは儲けの時は利益が大きいが、失敗したら無一文になるだけではなく、多額の負債を背負わされることもあり、素人が手を出すゲームではありません。「資本の饗宴」で熱くなった頭を冷やすために今日は配当神話の中国神華能源(1088)をご紹介します。

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備えあれば・・・中国概念株暴落

 中国概念株の香港回帰の勢いは止まりません。このコラムだけでも、百度(9888)や汽車之家(2518)、ビリビリ(本日、29日上場)を立て続けに紹介しています。セカンド上場が相次ぐため、ビリビリの主幹事証券会社は香港証券取引所への資料で、ビリビリのことを「百度」と間違えて提出したハプニングまで起きて話題となっています。しかし、中国概念株は本場米市場もセカンドの香港市場も先週大暴落しています。米証券取引委員会(SEC)が「外国企業説明責任法(HFCAA)」を24日(日本時間25日)・・・

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パイは十分大きいが、市場はレッドオーシャン ビリビリ

 香港ハンセン指数は2月17日の高値31000ポイント台から10%以上下落して27000ポイント台に落ち、市場は調整局面に入った感は否めません。そうした中でも、「回帰株」としてセカンド上場予定の動画配信サイト、ビリビリのIPO応募倍率は170倍(3月23日付)と投資家のIPO投資情熱は未だ冷めることはありません。2月1日にコラムで取り上げたショート動画の「快手科技」(1024)が1200倍の応募倍率で、上場初日株価が3倍まで高騰した記憶が投資家の脳裏に深く焼き付いたからなのかもしれません。

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