四環医薬はなぜ美容医療に参入?

 多角化経営と欲望とは紙一重で成功すれば、リスク分散と称賛され、失敗すれば、欲望の塊と叩かれます。債務超過で経営破たんした中国一、二位を争うコングロマリット海航集団の陳峰董事長は「避妊具以外、何でもやっている」と同グループの事業内容を豪語したことがあります。食肉加工大手の雨潤食品(1068)も不動産や金融、観光、百貨店など不慣れな分野に触手を伸ばした結果、債務超過に陥ったが、同業者の万洲国際(0288)は食肉加工一筋で現在時価総額1千億香港ドル超の巨大企業にまで成長しています。では、製薬会社の四環医薬はなぜメディカルエステ(美容医療)に参入したのでしょうか。

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黒字化へまい進中の京東物流

 株価の3万ポイント台は日本株の投資家にも中国株の投資家にも大相場を判断する心理的節目になっています。単位こそ違うが、26日の東京市場日経平均株価は1,202.26円(3.99%)安の28,966.01円で取引を終了した2時間後に、香港ハンセン指数は1093.96ドル(3.64%)安の28,980.21ドルで取引を終えています。日本株は円、香港株は香港ドル(以下、ドルという)ですが、3万ポイントを同時に割り切ったのです。ここまで大きな同時安は、逆らえない外部環境が要因としか考えられませんが、それにもめげず上場準備を着々と進めている会社があります。

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