テンセントの実力と対策

 インターネットサービス大手のテンセント(0700)は18日、上半期の決算報告を発表しました。発表の翌日から同社は自社株買いを始め、前回のコラムをアップした同日(27日)も自社株買いを続けています。コラム購読者の中にテンセントの株主が多いこともあって更なるコメントを求めるメッセージを複数もらっています。直近4四半期分の同社純利益はそれぞれ32%増(20年第3四半期)、30%増(20年第4四半期)、65%増(21年第1四半期)、13%増(21年第2四半期・Non-IFRSベース)となり、成長の鈍化は明らかですが、同社の実力と政策に対する同社の対策は如何なものでしょうか。

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リバウンドを狙うなら

 香港ハンセン指数とハンセンテック指数は久々に反騰しました。「株価も下がり疲れ」という造語を見たことがありますが、反騰を見ると、やはり気持ち的にも晴れ晴れしくなります。反騰の要因には、中国証券監督管理委員会が20日の声明で米SECに対して証券監査監督で協力を呼び掛けたこと、EC大手のPDDが黒字転換の第2四半期の業績を発表したこと、香港ハンセン株価指数のPBRが史上4回目となる1を割り込んだこと、インターネット関連ETFの資金規模が約3.5倍まで膨らんだこと等が挙げられますが、後付けの理由はともなく、リバウンド狙いの買い越しがあることは否定できません。中には自社株買いも。

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東岳集団の更なる可能性は

 このサイトで最近取り上げた赣锋锂業(1772)と東岳集団(0189)の株価は短期間で大きく上昇しています。2社の共通点に新エネルギー車(NEV)のサプライチェーンにあるということです。赣锋锂業はNEV用リチウムイオン電池を作っていますが、東岳集団はリチウムイオン電池の原材料の一つ、PVDFを供給する国内最大手となります。しかし東岳集団の業務はPVDFだけに留まることではありません。

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