中国株 泣き笑いの2021年

 中国AI最大手の商湯科技(センスタイム・0020)は予定通り、12月30日香港市場に上場しました。2021年の中国株関連でもっとも注目されるべき銘柄と言えば、同社と6月30日にNY市場に上場した滴滴出行(DIDI)ではないでしょうか。

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実物配当 次のターゲットは

 テンセントがEC大手の京東に出資したのは今から約8年前。電子商取引(EC)分野で破竹の勢いで拡大するアリババ(9988)のシェアを食い止めようと、SNS最大手のテンセントがアリババとの正面衝突を避けるべく細分化した市場でアリババのライバル社に出資する形でこれら新進企業を応援する形でアリババに対抗してきました。このコラムで「投資会社化したテンセント」と紹介していますが、同社が投資した会社の数は1200社以上、中には上場しているだけでも京東のほか、生活関連サービスの美団、格安ネット通販のPDD、ショート動画の快手と動画共有プラットフォームのビリビリなどが挙げられます。テンセント「痩身計画」の第一号に京東が選ばれていますが、次のターゲットは?

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先手を打つテンセント 京東の先行きは

 年末を控えた中国株式市場でまたもビッグニュースが飛び込んできました。「テンセント中間期配当に保有の京東の株で実物支給」(23日付当サイト「中国経済News & topics」速報)というのです。自社株で無償増資または株配を実施する例は見られるものの、自社が保有する他社株を配当に回すなどほとんど前例のない配当計画で、実施するテンセント側、「される(売られる)」京東側、配当を受ける立場の株主側、それぞれの思惑、影響、メリットはどのようなものなのか、探ってみたいと考えます。

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新エネルギーセクターは寵児に

 香港市場のニューエコノミー関係やインターネットサービス関連銘柄にとって2021年は「失楽の年」だと言われます。香港ハンセン指数は主要国市場の中で下落幅が一番大きく、中国概念株の香港回帰を迎えるため、20年7月にスタートした30社からなる香港テック指数も2月の高値11000ポイントから今月20日の5498ポイントまで50%をわずか10カ月で割り切り、30社中、株価が上がったのは5社で残り25社が下落に転じ、時価総額は合わせて10兆元(1元=約18円)も蒸発してしまったのです。年間を振り返ると、中国A株市場に興味深い統計があったのです。

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