「賭け」の雨潤食品

 破産寸前も不死鳥のように「生」を粘る会社があります。食肉加工大手の雨潤食品(1068)です。「中国投資考察団」の時代に、南京で同社を訪問し、工場内の芝生が一糸乱れず、見事なほどに整えられているのを見て同社株を買った日本人投資家がいました。株価が30香港ドル(以下同)を超えた時代でした。それから間もなく同社流動性問題が発覚し、さらに創業者兼会長の祝義財氏が在宅起訴され、株価が1ドルを割り切って破産寸前まで追い込まれましたが、長い年月を経てここに来てやっと転機が現れようとしています。

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