アリババ本決算 四半期のハイライトは?

 電子商取引(EC)の京東集団(9618)の四半期決算をレポートしたところ、業界最大手のアリババグループが26日、1~3月(同社第4四半期)と21年度通年の決算を発表しました。発表当日の米市場のアリババ(BABA)の株価は約15%、香港市場のアリババ(9988)の株価は10%以上急騰し、大株主のソフトバンクグループの株価もお陰で反発したのを皆さんもご覧の通りで、市場では概ね同社決算を評価していると言えます。

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京東はこうして社会的責任を

 何かと話題の米電気自動車(EV)大手、テスラの創業者、イーロン・マスク氏はこのほど、S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが発表した「S&P500ESG指数」からテスラを除外したことに反発して「ESGはとんでもない詐欺だ」と怒りをあらわにしていることがまたも注目されていました。企業が大きくなると、ESGを巡る動向も衆目に晒されます。今月17日、第1四半期決算を発表した京東集団は24日、「2021環境、社会、ガバナンスレポート」を公開しました。

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「オンラインもオフラインもダブルパンチ」

 コロナ禍も3年目に突入し、初期のロックダウンが正体不明のウイルスという要因も重なって人々は自主的に家に閉じこもり、消費自体が大きく冷え込んでいました。これは想定内のことと言えますが、しかし3年目に入るところで、中国では西安、深圳、長春、天津、上海など経済の重鎮都市が相次ぎロックダウンになり、経済への打撃が今も続いていることは「SARS」を経験した世代にとって想定外のことでした。コロナのリバウンドは「オンラインもオフラインもダブルパンチ」となっていると京東集団の徐雷CEOは指摘します。

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コロナ禍でも健闘の京東集団 減速が明らかに

 昨年末の「先手を打つテンセント 京東の先行きは」、「実物配当 次のターゲットは」コラムでテンセントは自社株主に対して、保有中の京東集団の株式を配当として実施することを取り上げました。すでに配当は3月25日に実施すると報告されているので株主の口座に反映されていると考えられます。では、配当として配られた当の京東集団のその後の動きはいかがなものでしょうか。

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