内外の需要が旺盛 グローバル展開に

 小型株の難点の一つに、注目度が低いこととファンドなどの基金が(流動性の欠如など)内規で投資できない点が挙げられます。しかし、市場も注目し大型資金が集まるようになると、株価が上がってしまい、買いたくて買えないこともままあります。最近俄然注目されるようになったのは、中国財政部(財務省)が4月28日に、2022年5月1日から23年3月31日までの10カ月間、輸入石炭に対してそれまで3~6%だった関税をゼロパーセントにするという暫定税率を適用すると発表したという背景もあります。

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株価は昨年末から上がったが、まだまだ安い

 5月3日は憲法記念日で、世界報道自由デーでもあります。中国の大手メディアは同日「杭州市国家安全局はインターネットを利用して国家転覆を扇動した容疑で馬某某容疑者に対して強制措置を」という見出しで報道し、多くの地方紙やポータルサイトも相次ぎこれを転載しました。「杭州市、インターネット、馬氏」というキーワードがあってこれは杭州市に本拠のあるアリババ創業者の馬雲(ジャック・マー)に間違いないと早速噂が広がり、アリババの株価が一気に9%以上急落。「噂で買って事実で売る」とはちょうど逆のことが起こり、のちに「馬某某」は温州生まれのテック企業の幹部で過激な発言で逮捕に繋がったことが分かり、アリババにとってはフェイクニュースだったことで同社株がその後買い戻されたことで一件落着しました。お金は臆病なもので疑心暗鬼で逃げるものですね。

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石炭の高騰を支える旺盛な市場ニーズ 中国神華能源

 石炭関連主要銘柄の株価は先週、第1四半期(1~3月期)増収増益という業績の発表で一斉に高騰し、高値更新銘柄も続出しています。その後はいったん反落したが、長期上昇のトレンドに変わりはないだろうと見られます。株価上昇の背景には旺盛な市場需要と供給不足に価格高騰が相互作用していることが重なっていることが挙げられます。

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