『中国株エクスプレス』の情報は

中国株式市場は金融危機など外部環境による暴落もあれば、コンプライアンスが原因で、インサイダーその他の内部的に要因による暴落も一度や二度ではありません。しかし、スキャンダルがあっても成長市場であることに変わりはありません。当社では「中国勉強会」や「視察団」のほか、四つのジャンルで中国経済や株式市場の情報をお伝えしていますが、情報の内容を次のように位置づけています。

『徐さんの中国株』ではマクロ的視野で見る中国経済や株式市場の情報を毎週月、水、金でブログと言う形でお伝えしています。ホームページの『中国経済News & topics』では、経済や株式市場関連の記事を一日2,3本取り上げるようにしていますが、発信本数を増やそうと準備しております。

『京華メルマガ』では、これまでの考察団や視察団で訪問した企業のその後を中心に、週一程度発信しています。メルマガは無料でどなたでも登録さえすればご覧いただくことができます。

唯一の有料情報としては『中国株エクスプレス』で、月2,3本発信する上場企業を中心とする情報で、視察団または当社単独で訪問した時の「Q&A」や聞き取り(現地取材や国際会議)、またはファンドマネージャーその他のスペシャリストからの情報を中心に当社が纏めてお送りしています。

夏の中国株の大暴落で、香港市場もこれを回避することができず、『中国株エクスプレス』で取上げた会社の株価もまちまちとなっています。しかし、「長期的投資の投資家にとっては、投資先会社を理解するのに貴社からの会社の生の声が非常に参考になるし、重宝しています」(購読者N氏)とご感想をお寄せいただいております。

『中国株エクスプレス』は期間限定で発信していますが、来年もこれを更に充実して引き続き発信しようと人員配置も含めて準備を進めています。

では、これまでどんな情報を発信したのでしょうか。今日は7月14日発信の「上海電気」の例をご参考に、数回にわけて発信した情報をお送りします。

「上海電気」は、クリーンエネルギー(原子力や風力発電など)設備やエレベーターなど機械設備の製造と販売の会社で、上海電気総公司を親会社に持つ国有企業です。

上海電気は親会社、上海電気総公司との資産交換計画で今年の10月8日から取引停止になりましたが、昨夜(6日)、資産交換案を発表して本日取引を再開しました。

資産の効率的活用を目的とする交換案では、同社所有の上海重型機器有限公司の株式100%と上海電気総公司保有の上海電気実業有限公司の株式100%ほか数社の株式と交換し、親会社所有土地の同社への注入も含めて、交換に伴って生じる差額、34億分と土地代金29億1600万元につきましては、同社からA株の新規株式の発行で充当する案で親会社と合意しています。

新規発行株数は6億600万株で、一株当たり10.14元(約12.6香港㌦)で、取引停止前のH株との差額は162%に達するため、取引再開後、上海、香港市場とも同社株は買われています。

上海電気の訪問で、同社は何を語ったのでしょうか。

 

 

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