テンセントの行方は

 外部環境が悪化しています。先週金曜日(22日)アジア市場の取引が終わった後に始まった欧州やアメリカ市場は揃って下落しました。引き金は22日に発表されたユーロ圏2大国――ドイツとフランスの3月のPMI(製造業購買担当者景気指数)で、ドイツは予想の48を下回る44.7、フランスは予想の51.5を下回る49.8でした。さらに同日、米国債10年もの利回りと3カ月もの利回りが約12年振り逆転(10年もの利回りは2.437%、3カ月もの利回りは2.459%)したことが明らかになっています。米経済の長期的見通しに対して市場では懸念を示したことになります。皆さんは備えていますか。
 中国SNS最大手のテンセント(0700)は先週、2018年第4四半期と通年の本決算を発表しました。第4四半期の純利益がマイナス32%だったのに、いったん下落した株価が翌日(22日)0.55%高と上昇に転じています。本日の「徐さんの中国株」はテンセントの決算を見てみます。また16時にお会いしましょう。

 

 

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