徐さんの中国株

快手科技の株価急騰に思うこと

 ショート動画アプリ「快手」を運営する快手科技(1024)が5日、香港市場に上場しました。初日の出来高は1億1990万株、売買代金は375億5千万香港ドルと初日にして市場の1位を飾り、時価総額はシャオミ(1810)や農夫山泉(9633)、ネットイース(9999)など人気株を抑えて香港市場の8位につけ、株価も発行価格の115HKDに対して3倍近くの300HKDちょうどで取引を終えました。株価は高いなと思ったら・・・

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科創板に回帰 構造改革が実る 聯想集団

 「中国投資考察団」は2001~03年頃に北京で決まって訪問する会社があります。ソフトのファウンダー(方正控股)とハードのレジェンド(聯想集団・現在のレノボ)です。約20年経って、ファウンダー(0418)の親会社は債務超過で昨年経営破たんし再建される羽目になり、同社株価も長期にわたって1HKD以下で徘徊していますが、一方のレノボ(0992)は史上最強と評される第3四半期の決算をこのほど発表して株価も史上最高値まであと一歩のところまで急騰しています。「栄枯盛衰 諸行無常」とはこういうことかと感慨深いところでした。

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老舗メーカーに新しい息吹が 聯想集団

 四環医薬とは凡そ10年近くお付き合いをした「老朋友」ですが、これを上回る付き合い歴のある老舗メーカーがあります。聯想集団(レノボ・0992)で、社名はまだ「レジェンド」の時代からお付き合いがあったのです。時の「中国投資考察団」が北京の中関村で何度も同社を訪問しています。その間、同社はIBMのPC部門やモトローラの携帯電話事業を買収するなど、世間をあっと驚かせるアクションを起こしたりしていますが・・・

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疑心暗鬼のマーケット 臥薪嘗胆の四環医薬

 長らく低迷していた四環医薬(0460)の株価は1月19日に6.98%、20日に43.48%、21日63.64%と3日間で2倍以上急騰した後、22日には22.22%下落しました。その後も一進一退を繰り返し、3日には約2年振り高値の2.7HKDまで買われて5日(金)には7.63%下落で取引を終えています。株価を押し上げる好材料を「いよいよ収穫期に入る四環医薬」でご紹介していますが、その続きはあったのです。

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バブルだが、それでも・・・ 快手科技

 中国の国内総生産(GDP)は2010年に日本を超えて世界2位となり、GDP成長率も10.56%と同年にピークを迎えたのです。それから以降不動産など金融資産の価格が急騰し、「中国はバブルだ」という声があちこちに聞こえました。2012年に独立し、当社主催「中国勉強会」などで、「バブルは弾けなければバブルではない」との持論を展開し、バブルが膨らんだ分、その恩恵に預けられるというので、中国株による資産形成を推奨し「徐さんの中国株」を8年以上続けてきています。しかし、本日香港市場でIPOの快手科技を見て・・・

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30%増でもマーケットは冷ややか? アリババ

 何かと話題の多いアリババ。
 アリババグループは2日夜、米ニューヨークマーケットの取引開始に合わせて第3四半期(10月1日~12月31日)の決算報告を発表しました。売上高は37%増、普通株の株主に帰属する純利益は52%増、経営活動によるキャッシュフローは1032億元・・・にも関わらず、ニューヨーク市場のアリババ(BABA)の株価は3.85%安、続く3日の香港市場でも3.92%安でスタートしました。

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ショート動画初のIPO 快手科技抽選倍率1200倍

 香港市場のIPO人気振りは留まるところを知らないでいます。2月5日メインボードに上場予定のショート動画の快手科技(1024)。1月26~29日でブックビルディングを行い、発行予定の株式数に対して抽選のお申し込みは1218倍を超え、調達資金は、デジタル企業として、米配車サービス、ウーバーの81億ドル(19年5月公開)に次ぐ規模になると見られます。しかし、ショート動画と言えばあの有名な「TikTok(ティックトック)」がありますが・・・

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いよいよ収穫期に入る四環医薬

 四環医薬を巡る動きが活発化しています。先週と今週、同社は2回に分けて投資家向け説明会を行い、当社も招待を受けオンラインで参加しました。主力薬の承認、集中調達目録入り前の一致性評価、メディカルエステ(美容医療)への参入、企業買収と矢継ぎ早に「好材料」が明らかになり、同社株価も約1年半振り高値を更新しました。

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政策に左右される医薬品業界 四環医薬

 「石の上にも3年 阿里健康黒字転換」コラムを書いたのは2018年6月4日。そのちょうど1カ月前の5月4日「平安好医生(平安健康医療科技)」が香港市場で新規株式公開しました。そして昨年12月8日の京東健康のIPOで、オンライン診療と謳われる大手3社が出そろい、3社とも株価が堅調に推移しています。株価堅調の背景には、強力な親会社のサポート(株主陣)、時代に合ったビジネスモデルのほか、規制する政策がまだ明確に出ていないことも一因かと考えます。
 医療改革はどこの国でも難題とされます。中国の医薬品業界に関して「一致性評価」や「二票制」そして「集中采購(集中調達)」など次から次へと出て来る政策で医薬品各社の株価も大きく「翻弄」されました。四環医薬はその内の1社です。

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「もう一つの京東(JDドットコム)を」 京東健康

 オンライン診療銘柄の阿里健康、平安健康医療科技(以下「平安健康」と略す)、京東健康の3強が出そろいました。阿里健康は2014年、平安健康は2018年の上場時からこのコラムで取り上げ、その後もフォローしてきました。平安健康の株価は約2.5倍、阿里健康は約10倍近く上昇し、昨年12月8日上場の京東健康でも短期間で2倍以上急騰しました。

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同じオンライン診療でもそれぞれ特色が

「徐さんの中国株」の検索ランキングで投資家の関心と株価の動きが凡そ分かってきます。ここ数日、四環医薬(0460)と中国稀土(チャイナレアアース・0769)の検索がいきなりトップに躍り出たので株価チャートをリアルタイムでチェックしなくても動きがあったことが伝わってきます。しかし本来なら株価が大きく動く前にコラムを読んで備えるのが順番ではないかと思いますが、例えば、昨年10月時点で「四環医薬 底値か」と同社の動きをコラムに纏めました。最近の株価の急騰はその動きの結果だと考えるのが妥当ではないかと考えます。
 さて、オンライン診療の銘柄を取り上げていますが、同業界ではすでに「阿里健康」(0241)と「平安好医生(平安健康医療科技)」(1833)が上場し、「京東健康」(6618)を加えて業界3強が出そろったことになります。阿里健康と平安健康医療科技の株価はこのコラムで取り上げた時点からすでに何倍も上昇していますが、京東健康の見通しは?

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コロナ禍でユーザー数を伸ばす会社

 コロナ禍で多くの業界が打撃を受けていますが、これを逆手に取ってユーザー(顧客)数を前年の数倍も増やした会社があります。昨年末に株式を新規公開し、上場後株価もグイグイと上昇し、見る見るうちに2倍以上急騰した京東健康(JDヘルス・インターナショナル)です。

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シャオミが米国の脅威になった?

 今年初のコラム「夢があって、リスクが少ない銘柄の発掘を」(1月4日付)の中で、シャオミ株価堅調の外部要因の一つとして「米政府は中国のテック企業の制裁を相次ぎ発表したが、同社は含まれていない」を上げましたが、それから2週間も経たない15日(現地時間14日)、トランプ政権(国防総省)は同社を含む9社を軍関連企業として米国の新たな投資禁止措置の対象に指定すると発表しました。シャオミの株価は同日10%以上急落しました。

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大相場に備えて

 日経平均は30年振りの高値。上海A株(指数)は今月12日、5年振りに3600ポイント台に乗せました。上海、深圳両市場の出来高は連日1兆元、香港市場は2千億香港ドルを超える商いで2015年の暴落前の中国株式市場を彷彿させられる大相場が続いています。
 大相場で何に注目すべきで、また何に気を付けるべきか、例年お正月休み明け翌週の木曜日に中国勉強会を開催し、その年の見通しを述べさせてもらいましたが、昨年は1月16日の開催以降、「密」を避ける意味で開催を見送っていますが、幸い「徐さんの中国株」という窓口があって「喋る」ことに不自由はなかったです。

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工業化のプロセスは似たり寄ったり 消費トレンドも

 中国の高度成長を追っかけてみると、なんとなく日本が過去に歩んできた道の跡が見られます。個人消費のトレンドもまた似たり寄ったりと言えます。「ビリビリ」という動画サービスの会社を見ると、「ニコニコ動画」を連想してしまうように、昨年末に取り上げた「ブラインドボックス」の「泡泡瑪特」「Pop Mart(ポップマート)」が取扱いの商品も日本では50~60年ほどに大流行していたのです。

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高度成長途中のビリビリ

 ネット企業の収益構造はさまざまとありますが、広告依存のポータルサイトなどはトラフィックがモノを言います。専門サイトなどはアクセス数や登録会員数を増やしてから課金にするのが一般的ですが、モバイルアプリケーションソフトウエア(美顔機能付き自撮りアプリ)の会社などは2~3億もの会員数を獲得しながらも、課金の一歩手前で止まって株価が2、3年も低迷のままの会社がある一方、収益構造を多角化する会社もあります。後者の株価も堅調に推移しています。

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試練を乗り越えたセカンド上場 「ビリビリ」

 米上場の中国概念株(チャイナコンセプトストック)が不運続きです。通信大手3社(中国電信、中国移動、中国聯通)の上場廃止を巡り、NY証取の対応も二転三転し、混乱の中、トランプ大統領がアリババの支付宝(アリペイ)やテンセントの微信支付(WeChatペイ)を含む中国系8つのアプリとの取引を禁止する大統領令に5日署名しました。折しも翌日に米の次期大統領が確定になり、中国概念株を巡る対立が次期大統領の就任でさらにエスカレートするかそれとも緩和されるか、注目に値することと考えます。
 米市場での数々の試練を乗り越えたからこそ、香港市場に回帰(セカンド上場)したアリババ(9988)や京東(9618)、網易(9999)などが内外(特に内陸)からの資本の支持を受け、株価が回帰後、堅調に推移しています。そのような流れの中で、市場では上場申請書類をまもなく香港証取に提出すると取りざたされている会社があります。

新紐科技 強気の公募価格

 新年早々で早速上場する会社があります。公募の段階でこのコラムで取り上げた新紐科技(New link Technology・9600)です。 香港とグローバル市場で2億株(1億株ずつ)を発行し、発行予定株式数に対してグローバル市場での応募倍率は2.4倍、香港市場に至っては446.57倍と香港のIPOブームが今もなお続いていることがわかります。ブームの背景には各国の金融緩和の影が見え隠れていますが、個別銘柄のIPO後の動きはどうなるのか気になるところです。

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夢があって、リスクが少ない銘柄の発掘を

 明けましておめでとうございます。皆さんはどんなお正月を過ごされたのでしょうか。
「徐さんの中国株」では、過去一年間に香港や米市場に上場する様々な中国企業を取り上げていますが、振り返る際には、投資家にとってやはり「夢があってリスクの少ない銘柄」が一番報いられると強く感じたのです。例えば、シャオミ(1810)・・・

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謹賀新年

 新年あけましておめでとうございます。  本年もどうぞ宜しくお願いします。    皆様にとって明るい年でありますように!