徐さんの中国株

「トップ企業500社に就職できなかったら、トップ企業を作ろう」

 シャオミの5G対応スマホ「Mi 10 Lite 5G」の日本でのオンライン発表会はYouTubeでもライブで中継され、私がログインした時には、すでに700人近い人がご覧になり、リリースされた4製品のプライスが発表される度に、歓声さえ聞こえたてきたのです。昨年12月の発表会に私も参加したのですが、今回はオンラインがメインで、少人数の会場だと思いますが、雰囲気は想像されます。シャオミのポリシーは「高品質な製品を適正な価格で・・・」ということが今回の製品にも反映されたのではと考えます。

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逆境でも成長のシャオミ 史上最高値更新

 中国勉強会で初めてシャオミを取り上げたのは2019年7月。株価は9香港ドル(以下同)台だったのです。その後はこのコラムでも複数回紹介し、株価も14ドル超まで上昇しました。本決算を経てコロナ禍の影響もあって4~5月にかけて株価はいったんまだ10ドル台に戻りましたが、業績への期待で株価が反騰し、先週の中間決算発表でついに史上最高値を更新しました。昨年12月11日付コラム「シャオミが日本に上陸 狙いは」の中で、日本での発表会の様子を取り上げましたが、そのシャオミが本日(31日)再度日本でオンライン発表会を開催し、同社5G対応スマホの「Mi 10 Lite 5G」が、KDDIより独占販売を9月4日から開始することを明らかにしました。

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まだ間に合う株式配当

 6月17日付の「徐さんの中国株」で「『夢よ、もう一度』は夢ではない 中国生物製薬」で、同社が6月10日の董事会(取締役会)の特別公告を取り上げました。同公告は同社の「既存株主に対して、保有する2株に1株の無償付与を実施する」内容でした。7月20日が権利落ちで、同社株価は同日午前9時台には、3.6%高、翌日(7月21日)11時台には約6.8%高まで上昇しています。そして8月3日、無償株が既存株主に付与されたのです。本日(28日)同社は中間期決算を発表し、市場で大いに期待されていますが、中国生物製薬の無償株配を追いかけるように、今度は5株に3株の無償株式配当を実施する会社が出ています。

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テクノロジーで勝負のアント・グループ

 先日、投資考察団ご参加の会員から持ち株についてコメントを求められた際、「証券会社から『アント何とか』が言われたが、如何でしょうか」と確認されました。最初は「アンター・スポーツ(安踏・2020)のことかと思ったのですが、「アリババ何とか」ということで、アント・グループ(旧称アント・ ファイナンシャル)のことと理解できたのです。このコラムで「上場準備のための改名か 螞蟻金服から螞蟻科技へ」(6月29日付)、「アント・フィナンシャル 上海と香港同時上場発表」(7月20日付)を取り上げていますので理解されている方も多いかと思います。そのアント・グループが昨日(8月25日)上海と香港証券取引所にIPO申請書を提出し、目論見書を公開しました。

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同じECでもワイドモートがあるのは

 日本にも進出した中国の動画投稿アプリ、「TikTok(ティックトック)」を運営するバイトダンス(北京字節跳動科技)は、22日、米国居住者が同社との取引を禁止する大統領令を巡り、提訴することを明らかにした。同じく今月6日の大統領令で米企業と中国SNS大手、テンセントの通信アプリ、微信(WeChat)との取引も禁止とされていましたが、中国にある米企業が同アプリを使ってもいいと米政府が意向を示したと21日伝えられると、米上場のテンセントのADRが前日比4.97%高の69.55USDまで買われたのです。EC最大手のアリババも禁止の対象と伝えられていますが、アリババの株価が下がるどころか、小幅ながら上昇を続けています。

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逆境でも伸びる京東集団

  上場企業中間決算発表のピークを迎えています。日本の6月末の期末集中開催とは違い、なるべく多くの株主に参加してもらうため、8月中旬に分散して開催されるところが多いのですが、何せいままでたくさんの企業を訪問していますので、この時期複数の企業から決算発表会の招待を受けます。半期とは言え、企業の業績を確認し、持ち株点検のチャンスでもあるので、皆さんも決算報告を読むことをお勧めします。
 そういえば、昔からお付き合いの会員の方から、持ち株についてコメントをしてほしいと先日お電話をもらいました。話を聞いたら、持ち株は「四環医薬」、「山東威高」、「中国生物製薬」、「ZTE」、「中芯国際」などだったのです。

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「業界のランドマーク的存在を」 初黒字の貝殻找房

 北京や上海、成都などの街を散策すると、「中原地産」や「我愛我家」、「21世紀不動産」などの不動産仲介会社の看板がやたらと目につきます。不動産の高度成長に伴って仲介業者も雨後の筍のように誕生しています。しかし数ある仲介会社の中でも、前身は「北京鏈家」(Home link)の「貝殻找房」(BEKE)のGTV(Gross Transaction Value)は2019年220万件の取引を経て2兆1300億元に達し、それまで2位だった京東ドットコムを抑えてGTV7兆元を超えるアリババに次ぐ中国2位のビジネスプラットフォームとなっています。

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不動産投資は次なるステージへ

  米中対立が先鋭化し、米上場の中国概念株を退場(上場廃止)させるとの声が蔓延る中、不動産仲介サービスの貝殻找房(BEKE)が13日ニューヨーク市場に株式を公開しました。不動産株投資と言えば、万科企業(2202)や中国恒大集団(3333)など大手不動産開発会社が聯想されます。過去20年、大手不動産会社は作っては売れる時代に恵まれ、株価も1香港ドル(以下同)や2ドルくらいから50ドルや100ドル超まで高騰しました。しかし「ゴーストタウン」まで現れたここ数年で不動産企業の高度成長も一段落し、市場では、「開発」より「管理」に目を向けるようになってきています。その中でのBEKEの上場です。

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工業化と脱工業化の差 グローバル500から読み取れるものは

 お盆休みに入っている方が多いのではないでしょうか。しかしコロナの影響で遠出もできず我慢の夏休みの方もまた多いかと考えます。コロナをあまり気にしない人も多いようで、ネーミングに問題があるのはと以前から考えていました。ファッションのように聞こえ、若い人とかは「もらってやるか」という雰囲気さえ感じさせられるが、「感染症」でも軽いと、いっそのこと「伝染病」とマスコミなどで毎日のように取り上げたら「夜の街」を闊歩する人が少しは減ってくれるのではないかと考えます。

 さて、夏休みの最中に、米誌「FORTUNE(フォーチュン)」が「フォーチュングローバル500」を発表しました。投資家にとって参考になる内容とは。

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本業も投資も堅調なIGG

 ハンセンテック指数に組み入れられたゲーム会社を紹介したところ、「徐さんの中国株」で3年ほど前から取り上げたIGG(0799)についての検索が急に上位にランクインしてきました。5月には4香港ドル(以下同)、6月には5ドル、7月には6ドル、今月初めに7ドル台で推移していたIGGの株価は6日から急上昇し、11日現在、わずか3営業日で50%以上も急騰したのです。

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同業者も認めるゲーム会社

 サラリーマン時代に日本人同僚がたまごっちに夢中になっているのを目にして「なんでこんなものに夢中になっているんだ」と不思議に思ったことがあります。しかしメディアも含めて周りはその話ばっかりでついに子供もたまごっち育てたいと言い出して買ったことがあることを記憶しています。その後ソニーのPS3やニンテンドースイッチ、マイクロソフトのXBOXなどゲーム関連ヒット商品が次々と生まれ、昨年は「ポケモンGO」という社会現象まで現れ、話題を呼んでいることを皆さんも記憶に新しいのではないかと考えます。ゲームこそロングラン商品なのではないでしょうか。

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アニメやゲームはいつの時代でも生命力が

 ハンセンテック指数は30銘柄で構成されていますが、「徐さんの中国株」は「その中から19銘柄を選んだ」とは、まったく順番が違う話で、テック指数は7月27日からスタートしたもので、「徐さんの中国株」は香港市場上場の約3000銘柄から数年もかけて厳選して紹介した銘柄がハンセンテック指数の構成銘柄に今回組み入れられたのが正解です。

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テック指数銘柄は上昇の途中にある

 「18:1」。ハンセンテック指数の30銘柄中、「徐さんの中国株」で取り上げた19銘柄の内、「勝ちが18、負けが1」という実績を表す数字です。数千も数える銘柄の内、投資ターゲットをどうやって選定するのか投資家としてだれでも悩むところでしょうが、指数の構成銘柄とは証券取引所が一度ふるいにかけた銘柄なので、迷われる時はその中から選ぶのが賢明と言えるのではないでしょうか。

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ハンセンテック指数から読み取れるものは 保存版

 香港恒生科技指数(ハンセンテック指数)は7月27日からスタートしました。30銘柄から構成される同指数の売上高と利益の平均成長率はそれぞれ20%以上、売上高に占める研究開発費の割合は6%以上で、ハンセン総合指数構成銘柄の10.5%と1%と比べて成長性では大きくリードしていることが同指数注目の理由の一つなのです。ほかには、例えば監査法人一つ取ってみても共通点など読み取れるものがあります。

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目指すは香港版「ナスダック総合指数」?

 「徐さんの中国株」7月22日付「アプリが国民的インフラに」の中で、アリババの株価が急騰した理由について、「香港ハンセン株価指数(恒生指数有限公司)は7月(今月)27日からITやフィンテック、クラウド、EC,デジタル系の銘柄からなる「恒生科技指数(ハンセンテクノロジーインデックス)」を新たに発表し」、アリババを含む「最高30社が構成銘柄に指定される」ことも一因であると分析しました。そして予定通り、27日ハンセンテック指数が発表されました。目指すは香港版「ナスダック総合指数」なのでしょうか。

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新経営陣の手腕が期待される 閲文集団

 およそ2、3週間ほど前から、このサイトの検索上位には「閲文集団」がしばらくトップにランクインしました。同社について上場前から取り上げ、現在もトップページに当時の「中国企業情報」として取り上げた「閲文集団」の写真付き記事が残っています。そして昨年11月、日経新聞傘下NBS(日経ビジネススクール)と共催した中国投資視察団が上海で同社を訪問しました。訪問記事を読まれた方も多いかと思いますが、検索キーワードのトップに躍り出たことは何か動きがあったのだろうとちょっと調べたところ、同社株価は5月から動き出し、5月後半から6月初めにかけて一旦小休止したあと、6月後半からまた動き出した時期と重なるように検索が増えたことが判明されました。

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アント・フィナンシャルの上場で恩恵を アリババグループ

 「杭州市の不動産はまた急騰しそうだ」。7月20日、螞蟻科技集団(アント・フィナンシャル――旧社名「螞蟻金融服務」)が上海と香港で同時上場の計画を発表すると、SNSではこのような書き込みが飛び交っていました。螞蟻科技の上場でまたも万単位の億万長者が本社所在地の杭州で誕生するからです。同じく香港上場の中国動向(3818)や中国人寿(2628)など同社原始株保有の銘柄もこぞって上昇しています。しかし親会社のアリババ(9988)の株価は最近上がるかと思ったらまだ下がるという一進一退を繰り返していますが、螞蟻科技の上場で親会社の株価への影響は?

目指すはGlocal アント・フィナンシャル

 最近の中国株式市場は熱い。このコラムで取り上げた祖龍娯楽(9990)は上場初日75%高まで買われていますが、上海市場でIPO当日(7月16日)220%急騰の中芯国際(香港市場は0981、上海科創板は688981)と比べたら言うに足りないかもしれません。しかし、さらにIPO初日最高で10倍(1002%)超まで化けた銘柄があると言えば、もう博打の世界としか言いようがありません。その銘柄とは7月9日科創板上場の量子通信で知られる国盾量子(688027)で、公募価格36.18元に対して399元まで買われたのです。
 祖龍娯楽は香港市場、国盾量子は上海市場、中芯国際は先に香港市場に上場して今月上海に再上場したのですが、螞蟻金融服務(アント・フィナンシャル)は香港と上海に同時上場と発表したのです。

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アプリが国民的のインフラに

 アリババ(9988)の株価は21日、前日比7.26%急騰しました。今月8日にも寄り付きから7.15%高でスタートしたこともありましたが、いずれも傘下金融子会社の螞蟻金融服務(アント・フィナンシャル)の上場が伝えられたことが原因だったのですが、8日の急伸は噂で、21日の急騰は同社自ら上場計画を発表し、上場はついに現実となったからです。先月29日のコラム「上場準備のための改名か 螞蟻金服から螞蟻科技へ」と着々と上場準備が進められていることを紹介していますが、投資家にとってのチャンスは?

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保有か売却か迷われる時は

 中国IT大手の騰訊控股(テンセント)が、2004年に上場してから無償増資も含めて株価は740倍以上も上昇しました。しかし上場時に投資して今日まで保有する投資家はどれくらいいるのでしょうか。創業者で同社最高経営責任者(CEO)の馬化騰(ポニー・マー)氏でさえ、時々自社株を売却するくらいなので、10倍や100倍または500倍も超えるとなると、売却しない我慢と現金化したい誘惑(衝動)を天秤にかけたら、人間の欲からしても衝動の方がずっと大きいのではないでしょうか。

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