中国株の香港市場では、24年12月期本決算発表の期限となる3月31日現在、恒大グループの恒大汽車を始め、決算が未発表の上場企業が60数社になっていることが「中国証券報」の統計により明らかになった。
香港市場では、現在取引停止になっている銘柄が約140社で、うち、60数社が事情で期日通り決算が発表できないとして取引の一致時停止を証取に申請した。
市場関係者は、決算報告が発表できない場合、企業の内部管理が混乱しているか、財務状況が悪化しているか、そのたコンプライアンスに問題があることを市場にシグナルを送ることになり、投資家の信頼と企業評価にネガティブに影響すると指摘する。
なお、長期(メインボードは18カ月、創業板は12カ月)にわたる取引停止は上場廃止に繋がる要因の一つとなると見られる。