瑞声科技(2018)は11日、空売り機構のGotham City Researchから利益の水増し疑惑があるとしたレポートが発表され、取引時間内に前日比最大13%も暴落したが、同社は不実とミスリードの可能性があるとして午後反論の公告を提出し、本件に関して法的見解を纏め、またレポートを発表した機構に対して法的責任追及の権利を行使する可能性があると発表した。
Gotham City Researchは、2014年から以降、瑞声科技の決算報告に利益の水増し疑惑が20点以上も見られること、未公開のサプライヤー20社以上は同社CEOの家族または社員が保有していること、アップル社のサプライヤーとして「サプライヤー行動規範」に違反し、アップル社はこれを調査することになるし、同社の利益は下がり、同業と同水準になるだろう、同社株価は40~50HKDまで下がるだろうなどを内容としたレポートを発表した。
レポートの影響を受けてアップルのサプライヤーチェーンにあると思われる通達(0698)やスマホ関連の舜宇光学(2382)やQテクノロジー(1478)も7%と6%以上急落した。(総合)