中国不動産大手の碧桂園(カントリーガーデンHD・2007)は21日、約10カ月ぶりに取引が再開された。
同社株は24年4月2日、期日通り23年度の決算が発表出来なかったため、取引停止となったが、今月14日、同社は23年通期と24年上半期の決算を発表し、香港証取の規則に満たしたため、取引再開が認められた。
同社発表によると、23年末までの売上高は6.8%減の4010万元、損益はマイナス1673億元だった。
また、24年上半期(6月末)決算は減損処理後の純資産が741億元だったことを明らかにした。
決算発表前の今月9日、同社は、債務を最大116億ドル削減し、償還期限を最大11年半延長することを目指す海外債務の再編案を発表し、資金調達コストも6%から約2%に削減することを目指すとしている。
取引再開後、同社株価は一時約30%急騰し、万科や融信中国などその他不動産関連銘柄も連れ高で急伸した。