中国電気自動車大手のBYD(1211)が28日発表した22年度の売上高は前年比96.2%増の4240億6100万元、株主に帰属する純利益は同5.45倍の166億2200万元、非経常損益を差し引いた純利益は12倍の156億3800万元だった。
決算発表では、利益配分案も公表し、発行済み株式の29億1100万株をもとに、全株主に対して10株につき、11.42元の現金配当を実施する予定で、配当総額は33億2500万元に達するという。
同社は、22年の新エネルギー車(NEV)の販売台数は再び世界一の座に就き、10年連続中国一をキープしたという。
中国自動車工業協会のデータによると、中国NEV市場におけるBYDの市場シェアは前年比10ポイント増の27%で、業界での主導的位置付けが顕著になっているという。
BYDの昨年の販売台数は152%増の186万8543台だった。