中国人民銀行は、クロスボーダー人民元決済(中国本土外での人民元決済)について、1:1という制限を緩和することが明らかになった。
ロイター通信が19日、関係筋の話として伝えた。
今年1月、人民元の海外流出を抑えるため、中央銀行は各銀行に対してクロスボーダー人民元決済について、流出と流入は1:1の割合を厳格に守るよう指導したが、元の海外流出の勢いが弱まり、この比率を厳格に守らなくてよいと言うことになり、決済の上限を事実上撤回した。
中国は2009年7月にクロスボーダー人民元決済を解禁したが、昨年後半から人民元の海外流出が加速されたため、中央銀は銀行決済の際、1:1の割合制限を設けた。(総合)