中国本土株反発 監督機関――株式市場健全な成長表明

19日の中国株式市場は寄付きでは下落から始まったが、その後反転に向かい、A株の各指数がいずれも2%以上上昇し、創業版も反転して上海総合指数は心理的節目の2500ポイント台を回復した。
中国A株は年初からの高値より約25%下落した。10月に入って下落のスピードが加速し、上海総合指数は10月の9営業日で2800から2500を割り切るまで急落した。
株式市場を含む金融機関の監督官庁である中国人民銀行、証券監督管理委員会、銀行保険業監督管理委員会のトップが19日、金融時報や中国証券報など地元経済、金融専門紙の取材を受ける形で、「現在の株式市場の評価は歴史的に見ても低いレベルにある」(中央銀易剛総裁)、「金融市場の異常な変動は経済のファンダメンタルズと離脱している」(銀行保険業監督管理委員会の郭樹清主席)、「改革と開放、イノベーションを基軸に市場への信頼を安定し向上させる」(証券監督管理委員会の劉士余主席)と、現在の株式市場について異例の一斉コメントを発表した。
そして同日昼過ぎに、経済担当副首相の劉鶴氏も談話を発表し、責任感を持って具体的措置を講じて株式市場の健全な成長を推進すべきだと直接株式市場について言及した。
これを受け、A株市場は一斉に反発した。
上海総合指数は前日比64.05ポイント、率にして2.58%上昇して2550.47で引けた。

 

 

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