中国証券監督管理委員会 聯想控股に行政指導

 PC出荷台数世界一の聯想集団(レノボ)の親会社である聯想控股(3396)は、15日、中国証券監督管理委員会(証監会)北京監督管理局から情報開示に問題があるとして行政指導を受けたことを明らかにした。
 行政指導の内容は次の通り。
 一つ、年度や四半期の情報開示にタイムラグがあり、20年の決算報告は内陸証券取引所での開示が香港証券取引所に遅れていること。
 一つ、臨時の情報開示も遅れ、ルクセンブルク国際銀行(BIL)の買収についても、中国本土よりも香港で先に発表していた。
 一つ、傘下子会社の有価証券担保について目論見書と決算報告書でも披露されていない。
 一つ、営業的と非営業的融資の境目は曖昧で、営業外取引または資金の借入および貸付の開示は不正確であること。
 これについて、同社は行政指導を真摯に受止め、改正すべきところを改正して改めて監督管理局に報告書を提出するとコメントした。

 

 

 

 

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