匯付天下TOBで上場廃止へ

第三者決済(サードパーティーペイメント)の匯付天下(1806)は19日夜、昨年12月に発表した同社株式の公開買付(TOB)決議案は株主総会で採択されたことを明らかにした。
同社株式の最後の取引日は2月23日(火)で、3月29日を持って上場廃止となる。
小規模小売業者向けに決済サービスを提供する匯付天下は、2018年6月15日、第三者決済サービス初の銘柄として香港市場に上場したが、上場後高値は7.36HKDを記録した後、2度とこれを更新することなく、2月19日の終値は2.47HKDだった。
2020年6月24日付「徐さんの中国株」では、「市場では、同社同業者に、深圳創業版(GEM)上場の拉卡拉(300773)という会社があり、拉卡拉の時価総額は約270億元、PERは約40倍、PBRは5.2倍に対して、匯付天下は株価急騰後の時価総額は約31億元、PERは約11倍、PBRは約1.2倍で、割高、割安を示す指標ではいずれも4倍近くの開きがあることが指摘されます」と触れ、SaaS(Software as a Service)業務への転向で業績向上を図ろうとしたが、道半ばで上場廃止を迎える。
なお、GEM市場への回帰説も流されているが、同社は20日現在コメントを控えている。

 

 

 

 

中国経済News & topicsの最新記事