外為局長 通貨切下げで競争力強化を考えていない

中国外為管理局の潘局長は、中国は通貨の切下げで競争力の強化を考えていない。人民銀行がマーケットに外貨の流動性を供給する目的は為替の急激な変動と群集行動を未然に防ぐためのもので、資本市場の開放を慎重かつ秩序良く推進し、為替メカニズムを完備し為替の弾力性を拡大していくと述べた。

8日発売の5月号「近代金融家」誌への寄稿で触れたもので、外為政策の作成と施行は金融市場の双方向の開放を志向し、クロスボーダー資本流動のリスクを防ぐという2大原則に基づくもので、開いた窓を閉めることはないが、マクロ的管理とミクロの市場監視システムを構築する必要があるとの認識を示した。

また外貨準備高について、伝統的指標からもIMFのエコノミストが示した総合的指標からも中国の外貨準備は十分にあることが判断できると指摘した。(ロイター)

 

 

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