市場介入か Hibor急上昇

香港銀行間貸出金利(Hibor)は昨日(11日)、先週金曜日の4%から939bp上昇して13.4%に達し、2013年6月以来の最高水準を更新したと第一財経日報が報じた。Hibor急上昇の背景には、中央銀行が香港の中国系銀行経由、米㌦売り人民元買いの為替介入のため、元が足りなくなるという流動性不足のためではないかと関係者は指摘している。昨年12月米利上げの後、元安傾向が続き、オンショアとオフショア市場の為替差が今年に入り最大で1600bpが生じ、これを利用した投機的為替の売買が水面下で行われていた。Hiborの急騰で、元の借入コストが上昇し、投機的売買が抑えられるだろうと期待される中、昨日、元が上昇し、オンショアとオフショアとの為替差は500bpまで縮小している。 (総合)

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