中国恒大集団傘下の恒大汽車（0708）は２１日、独立した非執行役員や中堅技術社員向けに３億２４００万株のストックオプションを発行することを公告で発表した。
発行予定のストックオプションは同社発行済み株式の３．３１％に相当し、行使価格は３．９香港ドルとしている。
発行対象者について、同社は独立した非執行役員（社外取締役）３人や中堅技術社員３１８０人とし、副総裁以上の役付役員または技術者以外の社員は対象としないという。
同社中間期決算によると、上半期の売上高は５３．５％増の６９億２３００万元、純利益はマイナス４８億２２００万元、前年同期より９６．２５％拡大した。
赤字幅拡大の理由について、同社は現在新エネルギー車（ＮＥＶ）の投入段階にあり、プロモーションと研究開発費の持続的投入が必要だとしている。同社はコア技術の買収とＲ＆Ｄにこれまで累計２７１億元を投じたという。
恒大集団の資金繰り難で、傘下恒大汽車と恒大物業の株式の一部の売却計画が進められていると伝えられている。