理文造紙本決算 純利益10%増

 段ボール原紙やパルプなど製紙大手の理文造紙(2314)は2日、2020年12月31日までの本決算を発表した。
 20年度の売上高は4.70%減の258億6800万香港ドル、純利益は10.70%増の36億5300万香港ドルで、EPSは80.99セント、期末配当として18セント実施の予定。
 20年度の業績について、同社はコロナウイルスの世界でのまん延と米中関係の持続的緊張などの影響で製紙業界も大きな挑戦と調整に直面することになった。昨年下半期、中国でのコロナの流行がコントロールされ、企業活動の再開で下期の売上高と利益は上期より大きく伸びたと説明した。
 中国経済の高度成長に伴う人件費の高騰で、同社一部生産ラインをベトナムとマレーシアに移している。

 

 

 

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